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2007年11月03日

星に願いを…

木々の葉もほとんど散ってしまい、カラマツの黄金色だけが秋のフィナーレを飾る
ように輝いています。幹と枝だけになった木立の間から、夏には茂った葉に隠され
て見えなかった隣家や遠くの山々の連なりまで見えるようになりました。
あとは冬将軍の到来を待つばかり。

先週の庭。今は白樺の葉も落ちました。


つい先日、東京から訪ねてくれた友人夫妻と隣町の中標津に行きました。天気
が良く、友人はドライブの間中、黄金色に輝くカラマツの防風林とまだ緑色を残
す牧草地が続く風景に感嘆していました。
「いろんな色の紅葉もきれいだけれど、カラマツの黄色だけが続くのも美しいもの
ねー」と。

その友人夫妻がさらに感激していたのが夜空の星です。我家に泊まった夜は運
良く天の川も見える晴天。秋の星座の代表カシオペアのWの形がはっきり見えた
のは当然ですが、私達が外で星を見上げていた時刻にまだ東南の低い位置に
あるオリオンも見ることができました。「もう少し時間がたつと、あの辺まで上がっ
て来ますよ」と友人のご主人が説明してくれました。

星を観察するには『光害の少ない暗い所』で『地平線近くまで視野の開けている
所』がベストということですが、我家の辺りはかなりこの条件が備わっています。
町や幹線道路からは離れているし人家はまばら、前の道には外灯もありません。
自宅の電灯や門灯を消せば漆黒の闇です。
漆黒の闇の中、星空を見上げていると星と星との間にうっすらと線が引かれてい
るような気がして、星座の図に見えてきます。友人も同じことを言っていました。
目の残像現象ででもあるのでしょうか。

その上庭の周囲の木の葉が落ちると、地平線までとはいきませんがかなり低い
位置まで視界が広がるのです。
私は引越してきたばかりの頃、あんなに低い位置にも星がある!と驚き、そして
「おぉ、私の足の下側(地球の裏側?)にも星空(宇宙空間?)はあるのだ」と実
感しました。
都会では街の灯りが光源となって、低い位置の星の光は消されているのですね。

我家は露天風呂ではないのですが、窓が大きくとってあるのでお風呂の中から星
空が見えます。夏は右の窓から北斗七星が、これから冬にかけてはオリオン、オ
リオン大星雲、シリウスと『冬の大三角形』
が正面に見えます。

昨年12月半ばの『ふたご座流星群』の時には、外に出て見ました。
まだ積雪は無かったのですが、充分冷え込んでいる12月なので、10分間だけ外
にいて12コの流星を数えました。途中で「流れ星に願いをかけると叶う」という言い
伝えを思い出し、あることを念じました、がうまくいきません。「流れた、ソレッ」とやっ
ても間に合わないのです。
そこで考えました。ずっとつぶやき続けていれば必ず流れる時に当たるだろうと。
「娘に良縁がありますように、娘に良縁がありますように、娘に良縁がありますよう」


2007年10月07日

美留和の秋

この1週間で木々の葉がずいぶん黄色くなりました。風が吹くと白樺などの葉が
陽に照らされながらハラハラと木々の間を散っていくようすは、いつ見ても美しいも
のです。その光景に見とれていると、この辺はロシアと近いせいか、子供の頃読ん
だ岩波のロシアの翻訳絵本にあった挿絵や文章を思い出すことも多いのです。

『100枚のきもの』という絵本の最初の方に「美しい光にみちた9月の新学期」と
いうような表現があったり、落ち葉が風に舞い上げられてつむじ風のように見える
挿絵があったように記憶しています。
あの絵本はこんな場面を描いていたのだと、今、現実を見て納得できます。

我家の庭のヤマブドウ収穫

ところで今年はこの辺り、熊の出没が多いようです! 
8月のある日、役場の環境対策課の人が「最近、○○牧場の近くと××さんの家
の辺でも熊が目撃されているんですよ。気をつけて下さい」とわざわざ回ってきた
のが発端。
気をつけろ、と言われても… 具体的には、「ここら辺、温泉付き分譲地の住民は
早朝や夕暮れ時に散歩をする人もいるようだが(地元の人はそんなことしませんが)、
その時は熊に気をつけて」ということらしい。

この話をプールで知合いとしゃべっていたら、途中から話に加わった人が「え、なに
なに?何が出たの?痴漢?」と言うので大笑いになりました。彼女は弟子屈町の
町なかに住む人。同じ弟子屈町でも町なかに熊は出ないのでしょう。
出た、と言えば痴漢と思うのがいまどき普通の反応で、『熊』というのは! ! ! 

その後も「うちの子供達が自転車で帰宅途中、国道の真ん中でペタンとお尻を
ついている熊を見た(パンダっぽい?)」、「道外の知人がドライブしていて、熊が横
断するのを車内からじっくり観察したと感激していた」とか「和琴半島の近くのビー
ト畑が荒らされている」といった情報が続々。地方紙にもたびたび熊出没の記事
が載っています。

熊の食料、山の木の実が不足して里に出没ということらしいのですが、暑い夏だっ
たから木の実も沢山できた筈なのに、とあまり腑に落ちません。
来週の日曜には、地元の川湯エコミュジアムセンター主催のキンムトー(沼湯)
散策に参加する予定ですが、実はここ、ヒグマの出没地域として有名なのです。

ともあれ、こんなふうにして美留和の秋は深まっていきます。

2007年08月26日

豊かな緑と省エネ

 このところ晴が続いている。お盆が開けてからも意外に暑い日が続いている。とは言っても本州のような暑さではなく、木陰では涼しく陽射しの下では暑い、これが北海道らしい暑さであろう。
 昨日は、雲ひとつない晴天、まだ抜けるような青空ではないが、気持の良い日であった。抜けるような青空は、冬の青空が最高だ。気温が低くピンと張り詰めた澄み切った空気の中の深い透明な青空、弟子屈町ではこの青空が見られる。本州の南の海岸ではぎらぎらと太陽が照り付ける中で抜けるような青空が見られる。雰囲気は全く違うが、どちらが良いかは各自の好みの問題だ。このようなことも移住先の選定に影響するものだろう。

 さて、北海道の家は冬の暖房対策が優先され、機密・断熱が優れた構造となっている。これは、窓の面積や開放度において本州の家とは相対的に低くなっていると言えよう。夏の陽射しがあり風が少ない暑い日となると室内の風通しが良くなくその分暑さが厳しい、また風があっても結構室内は温度が上がる。こんなときはエアコンを使えばなんら問題はないが、必要な期間はこの弟子屈町ではせいぜい2週間程度、このためにエアコンを設置するのも無駄なこと。
 そこで有効なのが緑、つまり木を家の周りに植えることだ。木といっても落葉系の樹種、たとえば白樺、ハルニレ、水ならなど、夏は葉が茂り陽射しを遮り、冬は落葉し陽射しを室内に入れる。この木の葉による陽射しの断熱の効果は大きい、天然の省エネである。冬はその逆で同じく省エネ。しかし、木がこの省エネの効果を出すまでには、時間が相当にかかるのが問題だ。
 
 北海道では、できるだけ広く木のある土地を選びそれを生かした家を作る、既存の家を手に入れるのであれば木々の豊かな家・土地を選ぶ、これからの省エネや地球温暖化への対策を考えた選択方法だろう。北海道以外も同様であろうが、実現にはハードルが高い。
 実際の所、こんなことまで考えた家・土地は少ないようだ。

 この弟子屈町は緑豊かな地であるが、残念ながら問題は多いようだ。先ごろも広大な面積の森林が伐採され、植林もなにもなされていないとのこと。まだ他にも伐採は続いているようで、来年は北海道洞爺湖サミットが開催され環境・地球温暖化対策が大きなテーマとなろうとしているのに、なにか無頓着な感じがする。
 昨日も、東藻琴山の駐車場から屈斜路湖の回りの森林眺めて、豊かな緑と思いつつも、所々に緑の抜けたところが見られる。地球温暖化対策の面からもこの豊かな緑を守り、育てていきたいものだ。これは弟子屈町の最大の財産であり環境への貢献だ。


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 藻琴山からの屈斜路湖、摩周湖方面。屈斜路湖岸の周りは豊かな緑。

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 昨日小清水町のさくらの滝に、サクラマスの遡上が見られる。コンパクトデジカメのため、ピントがイマイチであった。

2007年04月22日

春が到来

 先週の日曜日は雪に覆われたが、この1週間で急速に雪融けが進み、日陰など一部を除いて地面全面が顔を出した、春到来である。フキノトウは勿論のこと、福寿草や水仙も芽を出し、ようやく今までの無彩色から色とりどりの世界に向かいつつある。
 気候の変わり目であり、天候も落着かない。しかし動物達は活発に動き出し、子育てなどに忙しくなるようだ。我家の池には、マガモ、コガモなど、さらに丹頂鶴も訪れたり、カエルの合唱もにぎやかである。

 昨日今日と、恒例となった「花ふらり」のミニミニコンサートが開催された。美留和に住むM氏と花ふらりの好意によるもので、今年は6月、7月ほかに計画があるようだ。昨年からの小さな文化的な催しが続くこと、大変意義あることであり、弟子屈町の多くの人達に参加してもらいたいものだ。若手の音楽家にとっては発表の場であり、弟子屈町の人達には生の音楽が提供される、両者にとって良い機会だ。
 そのミニミニコンサートをこの美留和の地元の美留和小学校でも開催されるとのこと、M氏の好意には感謝感謝である。演奏は小学生に合わせた曲目だそうだが、子供たちがプロの音楽家の生の音楽を聞けるのは素晴らしいものだ。
 この美留和小学校、昨年は美留和に住むプロの同時通訳者N氏の指導により、英語劇を演じたそうである。これには、この弟子屈町に赴任しているAET(英語指導助手)、カナダ人のD氏も協力して行われたようで、見に行けなかったのが残念だ。

 美留和に移住してきた住人が、地元のためにこのような形で貢献できることは有意義であり、このような移住者と地元の交流がふくらんでいけば理想的ではないか。かく言う私は、ブログを通じて情報発信して貢献していきたい。

 さて、美留和小学校は20人に満たない小さな小学校、校舎は綺麗で内部も木を使った素敵な造作である。周りは自然に溢れ、先生に生徒は数人と理想的な教育環境である。このような学校は北海道にはたくさんあるのだが、悩みは生徒の減少。この美留和小学校も同様で、来年は新入生もなく生徒数がさらに減少、せっかくの教育環境も維持が困難との模様。校長先生、いかに生徒を確保するか、奔走しているそうである。
 これを聞くに、なにも移住は定年退職者などだけではなく、小学生も対象に考える必要があるようだ。山村留学である。この点は、このブログ仲間のnatsumiさんが述べておられる。
 本来は、親子で移住できれば良いのだが、この世代にふさわしい仕事がないことが、最大の障害になっている。この障害にひるんでいては先に進まない、何か知恵を絞らなければならない。
 ともかくこの美留和の特徴に興味を持たれ、山村留学を検討されるようであれば幸いだ。

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 我家の池につがいで訪れた丹頂鶴。

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 庭の福寿草、黄色がまぶしい。

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 雪はほとんどない。

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 花ふらりから見た風景。

2007年04月01日

桜あれこれ

4月になりましたねー。
春爛漫、東京千鳥が淵の満開の桜が、水面に重たげに枝を伸ばしている景
色を見ると、懐かしいし美しいなーと思います。
桜の名所、靖国神社や千鳥が淵、上智大学脇の四ツ谷の土手は私の実家
の近くで、見慣れた桜なのです。今年も見事に咲いているようですね。

この時期、「桜前線」を頻繁に予報し、外そうものならお詫びの会見までする
日本人の桜に対する愛着、微笑ましいような…ふふふ…商売上の理由もあ
るようですが。
外国で、ここまでひとつの花にこだわりをみせる国はないと、何かで読んだ
ことがあります。

北海道は、桜、勿論まだまだです。私共の道東では5月末頃。しかもソメイヨ
シノのような華やかさはないエゾヤマザクラです。ミネザクラ、チシマザクラ等
もあるようですが私は判別できません。

近くの硫黄山へ行く途中、国道から外れて”池の湯林道”に入っていくとエゾ
ヤマザクラがところどころにあり、ほんのりした色と周囲の薄い若葉がけぶる
ようにみえる美しい時期があります。
東京にいた頃、多摩の川合玉堂美術館で見た、多摩の山桜を描いた絵のよ
うなイメージでした。

我家の庭にもエゾヤマザクラが4本ありますが、けっこうショボいので、何とか
もう少し立派に育てたいといろいろ工夫しています。

今朝もまだ少し雪が舞っていました。私はもう暫く温室で花々の手入れです。


温室の花

2007年03月11日

春はもうすぐか?

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 雪の間から、フキノトウ。

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 わずかなフキノトウ。この後、天ぷらに。


 2月20日過ぎに上京した。退職した会社の先輩や同僚、後輩などと会い、久方ぶりに旧交を温めた。定年退職すると、その会社とは縁が薄くなり、その会社の友人達との交流も少なくなるということも言われているが、私についてはそんなことはなく、素晴らしい人たちに恵まれ、たまに上京した折には歓迎して貰え、感謝感謝である。さらに、かつて住んでいた近所の友人達とも会うことができ、楽しい時を過ごすことができた。
地元との交流と並びこのような交流ができることは幸せであり、移住してもこのようであれば理想的と思われる。

 東京はやはり暖かい、春近し。美留和は雪に囲まれ木々もスケルトン状態で、ほとんど無彩色の世界であるが、東京は梅も花をつけ木々も緑が多く、目には新鮮な世界であった。友人に会う傍ら、いろいろな所を歩き回り、このような刺激に会いながら雑踏に揉まれて久しぶりの非日常を楽しんだ。もう3年目であり、こちらの世界が日常で、東京は非日常なのである。しかし、東京の人の多さと変化の早さには驚くばかりである。
 同時に、北海道の今の生活が平面的であり、東京の生活は立体的なことに痛感した。如何に階段の上下が多いことか、階段を上下すれば普段の生活に運動が沢山入ってくるのである。
東京の生活はこれを知っていればあまり運動不足は気にする必要が無いのではないか。

 非日常を楽しんでいた間、こちらも暖冬気味は続いていたようであり、家も飛行場の駐車場の車も雪に埋もれることはなかった。さすがに暫く家を空けておくと冷え込んでおり、水回りの凍結はもちろんなかったが、床暖と薪ストーブをガンガン焚き、元の暖かさに戻ったのは翌朝であった。温泉を直ちに満たしそれに入って寒さはほとんど気にならず、温泉の有り難味を感じた。
 また、こちらのゆったりとした生活に戻りほっともした。何と言っても、家と敷地が広い、この余裕は東京では味わえない。

 そんな思いをしていた先週のある暖かい日、散歩をしていたところ、雪が少なくなっている所で僅かであったが、フキノトウを見つけた。その晩に天ぷらにして食べたが、適度な独特のほろ苦さでアクも少なく、春を思わせる味を楽しんだ。
 例年ならば、雪に埋もれており4月にならないと見られないはずだが、これも暖冬もおかげか。春はもうすぐと予感させる日々である。その後もう一度探しに行ったところ、温泉源の小屋付近の暖かい所で見つけたが、これまた僅かであった。二度楽しめた。
 2月11日には、凍結しない屈斜路湖、と書いたがどうもそのとおりだ。ともかく春は待ち遠しい。

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 隣町の中標津町で。

2007年02月18日

凍らない屈斜路湖

 今年は暖冬だ。おかげで雪は少なく、除雪も楽であった。しかし、先週15日、16日と吹雪き模様の重い雪が降り、そんな楽観も吹き飛び、16日、17日と重い雪を相手に腰痛に堪えながら除雪に頑張った。
 今日は、朝から晴れて気温もあがり、雪も一部溶け出す始末。庭の池も雪で覆われ見えなかった水面が見え出し、そこにはマガモが来て餌を漁っている。夕方には、曇ってきてまた天気は変わりそうだ。
 ともかく、通常今頃は1年でもっとも寒い日が続く時期であるはずだが、寒さが続かない。

 この時期は、屈斜路湖が全面凍結し御神渡りと言われる現象が見られるのだが、こんな気候からそれが見られない。釧路川の源流付近が一部凍結しているようだが、わずかだ。このままだと、今年は凍結した屈斜路湖は望めないのだろうか。同様に、摩周湖も凍結していない。
 同じ道東でも、釧路川の下流部の糖路湖は凍結して、ワカサギ釣りが湖上で行われている。屈斜路湖や摩周湖は釧路川の北部で内陸部にもかかわらずだ。どうも、湖水の水深や湧水、温泉などに関連があるらしい。屈斜路湖の平均水深は28m、最深で117mぐらい、温泉の湧出もあるようで、厳しい寒さが必要なようだ。

 寒さでは道内でも有名な川湯温泉、最低でマイナス30度ぐらいになる所だ、ここではその寒さを利用してダイヤモンドダストパーティーなるイベントが毎夜行われるのだが続いていない模様、これでは観光客に楽しんでもらえない。
 弟子屈町内でも川湯温泉がなぜ寒さが特に厳しいか、ここは屈斜路湖カルデラの中にあり、要するに盆地だからであろう。弟子屈町市街はカルデラの外れにあり、南に開けている。

 道東は雪はそれほどではなく寒さが厳しいというのが冬の特徴。生活者としては、暖冬気味の方が良いのかもしれないが、この特徴によるさまざまな自然現象がないと、冬の観光に影響がでて、それが生活にじわじわと影響を及ぼす。
 日本は、春夏秋冬、四季の変化にメリハリがついて、全てが上手く行く、こんな国なのだとつくづく思う。
 
 この美留和の地、今のところこんな天候のようだが、まだまだ冬は続いている、安心はできない。


砂湯の湖水.JPG

 今日、砂湯から見た屈斜路湖の水面、凍結は見られない。

コタンの湖水.JPG

 今日、コタンから見た屈斜路湖の水面、左手の釧路川源流部に凍結が一部見られる。

糖路湖.JPG

 9日の糖路湖、凍結した湖上に釣り小屋が見られる。

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 昨年2月6日夕方に、東藻琴山から見た屈斜路湖。ほぼ全面凍結している。

 
 
 

2007年01月27日

鳥・虫・動物(最終回)

12月、1月は忘年会・新年会など何かと集まる機会が多い時期ですね。

明日は美留和地区自治会の総会があり、総会後の懇親会の食事準備に
女性陣には早めに招集がかかっていますが、不参加でも別に村八分には
なりません。

集会所の台所で、役員さんを中心に小1時間ほど主食(おにぎりや稲荷
寿司など)と汁物を作ります。あとは店屋物の料理盛合わせをとり、持ち
寄りの漬物が数種類。果物。これが集会の時の一般的なメニューです。


      ところで、私がしつこく書き続けている生き物シリーズ、
やっと最終回です。書き漏らせない、身の毛もよだつあのエピソード!!

昨年9月1日、庭の手入れをひと仕事終えて温室(家の一角にある)に入り
古い植物の鉢が置いてある隅を何気なく見たら、ギャーッ
へ、蛇が、と、とぐろをまいて!! 蛇は青大将くらいのサイズで焦げ茶色。
外にいた夫に大騒ぎして知らせたら「なんだ、蛇ぐらい」とか言って石炭挟み
(死語?)を持って駆けつけました。

私は外で見ていましたが、これがそうたやすくは退治できないのです。蛇は
植木鉢を置いた棚の足にへばりついたりして。石炭挟みなどでは埒があか
んと、最後に夫は素手でとりおさえ、池のほとりの草むらに持って行き放った
ようでした。

蛇のいた温室の隣は浴室なのです。しかも夏は風を通すために、境の腰高
窓を開けてあります。もし蛇がスルスルと…と思うとギャーッ

お風呂でギャーッが現実になった恐ろしい例が近くのIさん宅。奥さんと娘さん
が自宅の露天風呂で、湯ぶねの淵に伏せてあった湯桶をとったらとぐろを巻い
てたとか。以来、Iさん宅ではそのお風呂を『大蛇の湯』と呼んでいるそうです。

美留和地区では、自宅に露天風呂があるお宅がほとんど。ウチのように無い
方が珍しいくらいですが、『大蛇の湯』は勘弁して。

ウチではガレージの奥に薪が積んであり、以前そこに蛇の抜け殻が2本ほど
落ちていたので住処だったようです。一度薪の積み替えをした時に逃げ出し
たらしく、今は池のそばの草むらともう1箇所どこかにいて、温室の出入り口
の下はその通路になっているようなのです。それで、出入り口の網戸のすき
まから温室にも寄ってみたという次第。

今年の夏が来るまでに、温室の出入り口の網戸が壊れているのをしっかり
直してもらわなくちゃ。
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弟子屈のカラフルな家々②

2007年01月14日

吹雪そして地震だ !

 先週家内が“停電だ”と騒いだのだが、今日は“吹雪そして地震だ”と私が騒ぐのだ。
 停電は、道東の太平洋沖を強い低気圧が通過して激しい風雨を巻き起こしたことによるものである。雪ではなくであったのは南風が吹き込んだことが原因だが、真冬の1月に雨であったことは珍しいことで、これも地球温暖化の影響であろうか。
 ところが、翌日月曜日には風雨から一転して吹雪となった。この低気圧に強い寒気が流れ込み、すさまじい吹雪となった。昨年暮れに大雪のことに触れ、その時に一昨年の吹雪の様子を書いたが、その再現となった。今回は予報されていたことで、外出することなく家に篭っていた。考えてみると一昨々年も同じようにあったから、記憶の範囲では3年続いてこのような吹雪があったことになり、年1回ぐらいあるのも想定内のこととなる。この吹雪の時にもまた、停電は短いが起こった。

 さて、昨日は千島海溝でM8.2の大きな地震があり、道東の太平洋側に津波警報がだされた。我家では、“地震だ”と感じたががたがた揺れたと言うより、ゆっくりゆらゆら揺れている感じでそれが長く続いたのでさらに大きな地震となるのではないかと不安であった。
 地震は、移住する前年の秋と、移住した年の秋と初冬の3回、確か震度4から5のかなり激しいものを経験している。その時はゆらゆらというものではなく、まさにぐらぐら、食器棚が倒れるのではと感じたほどで、ガラス類に壊れたものがあった。これらの地震の時には、幸い我家では停電はなかった。
 道東沖は太平洋プレートが沈み込んでいる地域で、地震の巣と言われている。このところ感じる地震がないなと思っていたが、千島列島の中ほどで遠いものの、昨年の11月に続き地震は起こった。日本全体で地震は起こりやすいのだが、道東は要注意地域の一つなのだ。

 吹雪、台風(北海道はないと言われていた、最近はそうでもないようだ)では、周りに木が多いのでこれらの強風による倒木からの被害など、大地震では家の倒壊などさらにいろいろ被害が想定される。大地震では東京のような大都会での被害ほどではないが、なにしろ広い地域の点と点では被害への救済は効率が悪い。なかでも停電への対応は重要で、今回は真剣に発電機の購入を検討したほどだ。

 自然災害の被害は東京では甚大であるにもかかわらずそれほどの思いではなかったが、こちらではまさに実感する。ともかく、厳しい寒さの時期の災害が一番恐ろしい。


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 横殴りの吹雪で家は真っ白、軒下の雪は前からの雪にさらに積ったもの。

2006年12月31日

一昨日まで大雪、そして今日は大晦日

 一昨日まで大雪が降り、昨日までの3日間続けて除雪を行った。12月になっても雪が少なく、これは楽だなと思っていたところその楽観は打ち砕かれ、今季一番の大雪であった。今頃の雪はさらさらの所謂パウダースノーと言われるもので除雪もそれほど苦にはならないが、今回の雪は湿った重い雪であり除雪は結構体に堪えた。幸いに今日大晦日は晴れて穏やかな日であった。

 さて、年末の雪で思い出すのは昨年の26日の吹雪のことである。その日、朝は晴れていたが10時前には天候が急変し雪が降り出し、昼前にはそれが吹雪となっていた。たまたまその日は家内が近所の人達と共に標茶町に出かけおり、この急変ですぐに帰ろうとしたが途中吹雪で車は動けなくなり、SOSを携帯電話で知らせてきた。すぐに、車で迎えに出て国道391号に出たものの、吹雪で前は“真っ白”、ほとんど何も見えない。ライトを点けゆっくりと走っても道幅が良く判らない、対向車も直前にならないと判らない、牧草地を抜ける所では風に煽られるなど、危険極まりない状況であった。結局、ノロノロ運転し弟子屈町の出口あたりに差し掛かった所で国道は通行止めとなっており、迎えに行くことはできなくなった。また、同じ道を同じ状況で引き返したのだが、ともかく緊張しながらゆっくりと運転しなんとか家にたどり着いた。
 まさに、白魔とでも言えようか、道路は至る所に吹き溜まりができ、風は横殴りで雪を舞い上げながら、白で全てを覆い隠すようなすさまじい吹雪であった。家に戻りその日は家にじっと篭ってしまった。

 家内であるが、その日は帰れず何とか標茶町に戻り宿に一泊して翌日帰ってきた。この顛末はまた、家内が詳しく書くであろう。こんな吹雪はめったにないが、年に1回ぐらいはあるであろうか、記憶に残るすさまじいものであった。
 吹雪の時は無理をせず、家に篭っているのが一番。やむを得ず外出した時は、車を止めて暫く落着くのを待つしかない。国道には所々にその待避所があるが、その場所にたどり着ければ幸運だ。こんな時に備え、ガソリンも常に補充し、車内にはスコップや長靴、できれば寝袋などが積んであれば良い。道路沿いに農家などがあり、なんとか避難させて貰えれば安心だ。
 北海道は、広い牧場や農場などが道路に沿ってあるが、そんな場所では吹雪はすさまじい。そのような所には防風雪柵が設置され、避難所なども設けられている。道東の中心の中標津町などの牧場には回りに松類などの林が設けられている。
 
 これからも雪の話題が出てくるであろう。場合によっては、命にも関わることもあり、真剣に対処しなければならない。

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2006年12月24日

鳥・虫・動物(その4)

今年は雪が少なくて、まだ地面が見えている所もあります。
こういう年もあるのか…と3回目の冬を迎えました。
度々除雪をしなくて済むのはどんなに有難いことか、身に沁みています。


                  霧氷

先週は忘年会が3件あり、いずれも地元の方達と一緒で、北海道風の
手作りの料理もご馳走になりました。鮭の飯鮨やザンギ(鶏の唐揚、
なぜザンギと呼ぶかは諸説あり)など。地元の方ともうちとけて楽しむ
忘年会、移住3年目の余裕でしょうか。

ところで”生き物シリーズ”、今回は大型の動物達について。

北海道といえば熊、ヒグマです。ツキノワグマは本州に生息、ヒグマはそれ
より大型です。この辺には出るらしいのです。毎年10月頃になると「出た
らしいよ、国道を横切って行く!のを○○さんが見たって」「小学校は早退に
なったんだって」等の噂が飛び交います。
でもその噂の元は誰も知らないらしい…「誰々さんが言ってたけど」…
私は実際に目撃した人に会ったことがないし、この地に50年近く住んでいて
ネイチャーガイドもしている男性に聞いても「私は見ていない」とのこと。

近所の開拓農家のおばあちゃんが「ここへ来た初めの頃(第2次大戦直後)、
夜中に犬が馬鹿に吼えるので外を見たらどうも熊らしかった。夢中でバケツを
ガンガン叩いて追い払った」と話してくれたことがあります。当時この辺は森林
原野、有り得ることでしょう。

私のチーズ作りの若い仲間で、北大で動物生態学を専攻し『クマ研』なる部活
に在籍した熊のスペシャリスト?の女性がいます。私が屈斜路湖に突き出た
和琴半島を1周した時のことを「熊が出ないかとびくびくしながら」と話したら、
「あそこは出ません。お宅の近くの方が出ます」と言われてしまいました。
やっぱり出るんだ!

エゾシカが農作物を荒らすので、道の予算で?一昨年鹿ネットが要所要所に
張りめぐらされ、被害はだいぶん減ったらしいです。
ウチの近くの森にもエゾシカファミリーが住み着いているらしく、秋から冬にか
けてよく見かけます。ツノのある雄鹿はとても大きいですよ。道路で車にはね
られると、車も大破するそうです。因みに、この辺ではゴミ処理場に”エゾシカ
残滓回収ステーション”という表示の大きな鉄製のゴミ箱が設置されています。

春先に小鹿を連れた雌鹿を見かけましたが、”小鹿のバンビ”そのものの可愛
らしさ。この秋、庭を横切って行くファミリー(たぶん5頭)を見た時にはずいぶん
大きくなっていました。

ここでの初めての秋、鹿の鳴く声を聞いた時は平安時代の歌人もこの音を聞い
て歌を詠んだのだなあと感動しました。

来週のブログは夫の当番なので、今年の私のブログ当番は今日で終わりです。
このブログをお読み下さっている皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。では

2006年12月17日

摩周湖の環境

 摩周湖はご存知のとおり、知床などとならぶ道東にとってかけがいのない自然遺産だ。ここ美留和も摩周湖の恵みを受けている。豊かな美味しい水であり、温泉である。摩周湖の水面は標高がおよそ400m弱であり、美留和は150mから160mである。この地や道東地方は摩周湖の水面下にあり、常に摩周湖水の圧力を受けていることになり、水の豊富な要因の一つであろう。摩周湖は出る川も入る川も無く常に水面は一定で、この湖水は地下を通じてのみ周りに恩恵をもたらしている。
 一方、屈斜路湖の水面はおよそ130m、美留和は直接恩恵を頂いているとは言えないが、釧路川の源流となっているので、釧路川を通じて流域や釧路周辺に恩恵をもたらしている。
 この二つの湖の水の恵みは大きなものであり、弟子屈町の宝だ。いつまでも、美しい水が豊かに蓄えられることを願うものである。

 近年、摩周湖の湖水の透明度が落ちてきていて、また湖畔の山肌の森の様子が変わってきているとのこと。確かに、第1や第3の展望台から見た時に、一部の山肌に土がむき出しになっている所や、ダケカンバの立ち枯れと笹の繁茂が目立ち森林の減少傾向が見られ、湖水の水位には未だ影響がないようだが、摩周湖の環境悪化が懸念されている。

 この環境悪化への対応策として、摩周湖展望台へ通じる道路へ乗り入れる車両規制の検討が進んでいると聞いている。すでに上高地などで規制が実施されており、それらを参考に、まずは総量を規制し、道路の入口から展望台へのバス等による代替輸送で排気ガス等の影響を少なくしようとするものと聞いている。来年にはその実証実験を行うとのことのようだ。
 車両規制には原則的に賛成だが、環境悪化への対策として最優先の課題なのか、今ひとつ疑問なのだ。摩周湖の環境悪化の原因は、排気ガスもその一因であるがその他いろいろあると聞いている。森そのものを切りすぎてしまっていること、エゾシカの繁殖による食害など、様々な要因が絡んでいるようだ。根本的なものとそれに関連した要因とを順序づけ、それに対応した対策を検討すべきではないだろうか。
 摩周湖は多くの機関や研究者が、専門的な研究調査を行っていると聞いている。その英知や結果を結集して対策が検討されると良いと思うのだが。

 個人的な対策としては、水と森林との関連、さらに地勢的な検討を加味して、森の再生を考えるべきかと思う。車両規制がこの課題に結びつくものであれば良いのだが、その点は不明だ。豊かで多様な森こそが湖水を守り、湖水の恩恵を永続させるものではないだろうか。
 車両規制は、上高地など地理的に環境的にも選択肢が限られる場合はまだしも、弟子屈町の観光産業への影響度なども充分考慮して検討すべきかと思う。
 ともかく、摩周湖の環境悪化への認識を広め、観光客を含め多くの人たちの関心を高め、さまざまな意見が交わされて弟子屈町の最善の対策が立案されることを望む。

 さて、話は変わるが、第3回花ふらり・ミニミニコンサートが開催された。テーマはクリスマス特集、第1回目の演奏者に一人加わり、ピアノの連弾も演奏された。10本の指が20本となり、音も華やかで迫力が加わり楽しいものであった。雪に囲まれたこの日はまさにホワイトクリスマス、雰囲気も上々のコンサートであった。次回は来年の4月、道東は冬が終わり春が始まろうとの時期、どんな演奏が聞かれるのか待ち遠しい。

 今週はようやく冬至、陽が日に日に短くなっていたのが終わりを告げる。しかし、これからが冬本番、冬の外の寒さに負けないよう、ウィンタースポーツや除雪などにも励まなければならない。

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2006年12月10日

鳥・虫・動物(その3)

美留和は昨夜から今日午前中にかけて雪が降りしきり根雪になるようです。
今年もホワイトクリスマスです。我家でも庭の4mほどの木にイルミネーション
を飾り付け、クリスマスツリーができました。12月1日から年明け6日まで、夕
方4時から9時まで点灯します。

雪が降っています

前回書き忘れた”虫”セミ、トンボ、ホタルの話題です。
セミは初夏、といってもこの辺の感覚で、6月末から7月頃にかけて半月程
鳴いているようです。この時期はやっと長い冬(因みに5月半ばまで雪が舞
うこともあります)が過ぎ、外の仕事が大忙し。
その上セミの鳴き声は、カナカナカナ…とヒグラシのようにか弱いので「セミ
が鳴いている」とはっきり意識することが少ないのです。
このあたりでは、私はこれ以外のセミの鳴き声を聞いたことがありません。

池があるのでトンボは多くの種類が賑やかに飛び回っています。たぶん8月
頃が最盛期でしょう。なにしろ、短い夏は草刈りや草花の手入れなど外仕事
が忙しく、実害のある虫類には注意を払いますがセミやトンボは余り気に留
めていられないのです。

ホタル、これは外仕事が終わってゆっくりお風呂に入っている頃に見るので
けっこう愛でてしまいますね。
去年の夏は見られませんでしたが、この夏、こちらへ来て初めて見ました。
お風呂場を暗くして星空をながめながら入浴していたら、大きい星のような
光がフワ~と窓の外を飛んでいました。蛍だ…と感動して見ていると、お風
呂場の中にもいて、網戸のあたりを光りながらフワフワ飛び回っているのに
しばし見とれました。小さい頃、盆踊りに行く道すがら蛍を見て以来だったか
もしれません。

外は街灯も無く人家も遠い暗闇ですから、星空もホタルも信じられないくらい
美しく見えます。満天の星の素晴らしさといったら… 時々見ることが出来る
流れ星も… 宇宙や自然界に思いを馳せつつ温泉につかる至福のひと時…

2006年11月26日

鳥・虫・動物(その2)

今日は、川湯温泉に無料入浴できる"26(ふろ)の日”なので、さっき行って
帰ってきました。毎月26日は、観光協会加盟のホテルなどで午後1時から
4時まで温泉を無料開放してくれます。我家の温泉とは全く湯の質が違うの
で、たまに楽しみに出かけます。

ところで今日の「お題」は虫。
虫というには躊躇しますが、とりあえずゴキブリはいません。北海道にはい
ないと聞いて半信半疑だったのですが、少なくとも道東地域では見ませんね。

と安心させたところで、これからが「本当は怖い虫の話」。ハエ、クモ、ハチ、
アブ、ブヨ、ハサミムシ、テントウムシなどが我々がすぐわかる目立つ虫です
が、他にも知らない怪しい虫がいるに違いない。

とにかく野生丸出しの虫たちのパワーは凄い!大発生した時の数は恐るべ
きものがありますし、刺す時の容赦のなさ、刺された後のダメージ、いずれも
都会人の想像を絶します。

アブは蒸し暑い時に大発生。車のドアの開閉時に車内に入り込もうとし、なん
とか追い払って車をスタートさせると、かたまりになって車を追いかけてきます。

秋ぐち、ハエやテントウムシはどこから入るのか、網戸でガードしてあっても室
内でよくみかけます。たぶん最後の繁殖に賭けているのでは?
でもこの2種やクモは特に悪さをしないようなのでマシです。

ハサミムシは夏、室内・戸外を問わず最も良くみかけます。サソリの小型のよう
な外型ですが、湿った所が好きで野菜や生ゴミにたかるのを除けばさほど悪さ
はしません。

去年、車庫に巣を作ろうとスズメバチが飛来しましたが、夫が吸引装置(ペット
ボトルに酢・砂糖・酒を混ぜて入れる)をいくつも吊るして応戦。戦果あり。
今年も待ち構えたのですが、全く姿を見せませんでした。

最も凶悪なのは、夏に庭仕事など戸外にいるとやられるダニとブヨ。これは本
当に酷い。ここでいうダニは埃のような小さいものでなく、マダニという1cm位
のもの。私共は未だやられたことはないのですが、周囲の人からどの位脅か
されたことか。
曰く「皮膚に突き刺さってるのを、ピンセットでヤッとつまんで取っても未だ一部
が皮膚に喰いこんだまま。外科へ駆け込んで切開して取って貰った」
              どうです、怖いでしょう?
ブヨもさされると、ブログお仲間hoshibooさんの『水羊羹』状態の写真にある通り。
痒いの痛いの何のって。戸外作業の時は皮膚は絶対露出しない姿で出ますが、
木綿のシャツと肌着の2枚重ねの上からだって刺し通す凶暴さです。

人によって?体質によって?虫刺されの被害は差があるようなのですが…


木立の向うに朝日…


初冬は夕焼けが美しい


2006年11月12日

鳥・虫・動物(その1)

来ました来ました!雪です。今日、みぞれっぽい雪が少し降り近くの山が
白くなりました。根雪になるのは12月になってからでしょうが、確実に冬が
近づいています。

この半月ほど、池に鴨が来るようになりました。マガモ、コガモあわせて10
羽程が見られます。でもこの鴨たちとても警戒心が強く、私達の近づく気配
がすると大慌てでギャァギャァ鳴きながら飛び立ってしまいます。観光地な
どでは人に慣れてる鴨もいるのに…
「私達が悪さをしないことは分かってるだろうに、カワイクナイ態度だ」と夫と
嘆いています。

水辺があると、水鳥も来るのでバラエティに富んだバードウオッチングが出来
ます。サギ、オシドリが来ていることもありますが、きわめつけは今年3月に
ハクチョウの幼鳥が迷い込み、半月以上滞在したことでしょうか。

近くの屈斜路湖辺りの群れからはぐれてしまったのでしょう。まだ子供で羽の
色が灰色でしたが、体格は成鳥と同じほど。怪我や病気の様子もなく、池で
水草を食べ、雪の上をペタペタ歩いて家の近くまで来たりしました。

近所の人も見に来て、池に出没するミンクや狐に注意せよとアドバイスされる
と不安になり、翌朝姿を確認するまで落着かないのです。
このまま居ついたら可哀想、何とか群れに戻って!と心配しましたが、春分の
日の前日、ペタペタと歩み去りました。滑走できる場所へ出て飛翔し、仲間の
もとへ戻ったと信じてます。ピーちゃん(と命名)、元気でいてねー!!

晩秋から冬の鳥カケスは、声は悪いが色がきれいで大型の鳥。気の毒なくらい
地味な色合いのヒヨドリはフルーツが大好き。木をつつく音と赤い頭が印象的な
アカゲラウソ、アトリ、シメ、カラ類もいます。

春、夏にはシジュウカラ、逆さが得意のゴジュウカラセキレイは人なつこく、
ウグイスの鳴き声は手本どおりの見事さ。ポポポと変わった鳴き声のツツドリ
カッコウが鳴けば畑仕事開始OKの合図とか。なかでも北海道へ来て初めて聞
いたオオジシギという鳥の、けたたましい鳴き声と空中を急降下するザザザッ
という羽音には驚きました。
夏の夜、窓を開けておいたら夫の鼾とシマフクロウの鳴き声のコラボレーション
にびっくりしたことも。

一昨日近くの鶴居村でタンチョウが20~30羽くらい土中の虫をつついている姿
を目撃。昨冬は、道沿いの林にオジロワシが4羽とまっているのを見つけました。

大自然、満喫です!!
DSC03389.JPG
今週の我家の庭(鴨がいます)

2006年10月08日

鮭の遡上

 北海道では、鮭の遡上はいたるところで見られるのだが、自宅近くの小川までは上ってこないようだ、残念。近所の地元の人たちに聞くと、昔はそこでも見られて鮭を獲ったとか。また、鮭の孵化場があった場所の近くの小川では稚魚らしいのを見たので、そこには遡上しているのかもしれない。

 弟子屈町の川は、みな釧路川に注いでいる。釧路川では、弟子屈町の市街で数は少ないが鮭が上ってきているのが見えるようだ。釧路川では河口で捕獲して卵を採取し人工孵化を行っているようで、自然に遡上するのはわずかになっているのだろう。よく探せば弟子屈町のどこかの川で見られるのだろうが、この自然はぜひ保っておきたい大切なものだ。

 隣町の東藻琴村に、美留和から北に車で30分ぐらいの所の山の中に芝桜公園があり、そこには幅2mほどの小川がある。そこでは、鮭の遡上が目の前に見られる。オホーツク海から遡上してきたのであろう、川底の砂利が見られる浅い川の中を、休みながらもバシャバシャと力を尽くして上る姿は感動ものだ。孵化した後生まれた川を下り、北太平洋を回遊し生まれた川に子孫を残すために遡上する、どこにそんな力があるのか、力尽きて死に絶えた後は様々動物達の食物となるなど自然の循環、話には聞いていたものの、その状況が実感できる、まさにこの地の生活ならではだ。
 さらに、もう少し上流には上ってきた鮭が群がっている所が見られたが、ここが産卵場所なのであろうか。残念だが、目の前での観察とはいかなかった。

 この姿は9月の後半に見られたが、今年は遅かったように思える。今はもっと多くの鮭の遡上が見られるであろうが、ふと思い立ったときに出かけることが出来る、これが楽しい。
 鮭の遡上と並行して紅葉が進みつつある。秋の話題は尽きない。

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2006年08月14日

温泉と水

 この弟子屈町への移住のきっかけの一つは『温泉と水』であった。北海道はいたるところで温泉と美味しい水が豊かだ。このブログを書いておられる方々も賞賛し、きっかけの一つとされているようだ。
 我家ではその両方を楽しむことができる。温泉は弱アルカリ単純泉、水は摩周湖の伏流水と言われているもので井戸を掘り自噴させている。贅沢なもので、温泉は100%源泉掛け流し、水は年中6度ほどの冷たいものでなんとも言えぬ美味しさ、それを飲料水はじめ生活用水として使っている。

 弟子屈町には火山の爆発によるカルデラ湖の摩周湖と屈斜路湖がある。火山帯の上に町があるようなもの、豊かな水があればそれが温泉となり、川湯温泉、摩周温泉はじめとして多くの温泉が湧き出している。なかでも川湯温泉は強酸性の強い個性を持ち、豊かな湯量を誇る屈指の温泉だ。
 川湯温泉のような個性を持った温泉は温泉宿で楽しむもの、個人宅では単純泉が一番である。個性が強い温泉ほど、パイプが詰まったり、蛇口など器具がすぐに腐食したりと、個人ではその維持管理に負担が大きすぎる。

 さらに、これらの湖は道東地方の川の源流とも言え、雪や雨が森と言う貯水湖を経てこれらの湖に流れ込み、豊かな清らかな水の流れとなり太平洋とオホーツク海に注ぎ、その間に多くの恵みをもたらしている。
 我々はその最初に、恵みの一つ美味しい自然水を頂いている。

 美留和という地名は、アイヌ語の『清き水の流れるところ』が語源だそうだ。まさにこの言葉のとおりで、温泉と水がもたらす田舎暮らしを楽しんでいる。しかし、今でこそこのような暢気なことを言っているが、この地を開拓した地元住民の方々は大変な苦労をされたようだ。
 この地には、このように楽しんでいる移住者が他にも数十戸いる。温泉付きの分譲地として地元業者が近年に開発したもので、東京、大阪、名古屋など都会からの移住者が多い。

 森と水と温泉は豊かな自然と一体であり、それは都会生活から見た利便性とは裏腹、移住に当たってはこれをしっかりと認識すると共に、それらを大切にしなければならない。

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2006年08月05日

にっくき鹿たちめ

natsumiさん、コメント有難うございました。隣町小清水町から美留和に遊びに
来られたとか。私共も先週小清水のリリーパークに行ったのですよ。
百合はまだ3分咲きくらいで、シーズン中にもう1回見に行きいと思っています。

今年の夏は、道東は日照時間が少なくて野菜も花も生育が遅れています。
我家は野菜類はほとんど作っていませんが、5月末頃、芽が出てしまった
ジャガイモ数個を土に埋めてみたら、葉がぐんぐん伸びて薄紫の花も咲き、
立派にジャガイモ畑っぽくなりました。

ところがある朝、花が無くなっているのに気付きました。てっきり夫が花の部分
をもぎ取ったのだと思い「ホウ、芋の部分を太らすためには花をもぎ取るのか」、
またベンキョーしたな…と。しかし、大きな誤解でした。花はみんな鹿が食べた
のです。「オレはとってないよ」、「じゃ誰よ」で、アイツかも…と周りの土を調べ
たらひづめの跡。

秋冬は食料補給に、庭に現れることがある鹿たちですが、林野に食料の多い
夏は余り見ません。それなのに…そしてまた先週は、私が大切に種から育て
たその名も”ベルベットクイーン”という向日葵の、ようやく7分どおり育った苗の
数本がやられてしまいました。にっくき鹿たちめ…

DSC03030.JPG
先週の我家の庭

2006年06月06日

マガモの親子

 我家には池がある。この池でマガモが先月下旬に雛を孵した。
 弟子屈町の地元の写真家の藤泰人さんが、今朝の朝早くから粘って親子のこの写真を撮った。7羽の雛を連れて泳ぐ姿はとても可愛いものだ。先週から親子の姿を見かけるようになり、近くに寄っては警戒して姿を隠す。写真を撮りたくてもカメラの望遠もなく撮れなかったが、藤さんが今朝みごとに捉えた。さすが、プロである。
 親子達は何かあるとすぐに葦の中に姿を隠す。この親子達と関係があるのか不明だが、オスも時々姿を現す。4月頃からマガモ、コガモを中心に水鳥がいろいろ来ており楽しいものだが、この親子を見るのは一番だ。 

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