星に願いを…
木々の葉もほとんど散ってしまい、カラマツの黄金色だけが秋のフィナーレを飾る
ように輝いています。幹と枝だけになった木立の間から、夏には茂った葉に隠され
て見えなかった隣家や遠くの山々の連なりまで見えるようになりました。
あとは冬将軍の到来を待つばかり。
先週の庭。今は白樺の葉も落ちました。
つい先日、東京から訪ねてくれた友人夫妻と隣町の中標津に行きました。天気
が良く、友人はドライブの間中、黄金色に輝くカラマツの防風林とまだ緑色を残
す牧草地が続く風景に感嘆していました。
「いろんな色の紅葉もきれいだけれど、カラマツの黄色だけが続くのも美しいもの
ねー」と。
その友人夫妻がさらに感激していたのが夜空の星です。我家に泊まった夜は運
良く天の川も見える晴天。秋の星座の代表カシオペアのWの形がはっきり見えた
のは当然ですが、私達が外で星を見上げていた時刻にまだ東南の低い位置に
あるオリオンも見ることができました。「もう少し時間がたつと、あの辺まで上がっ
て来ますよ」と友人のご主人が説明してくれました。
星を観察するには『光害の少ない暗い所』で『地平線近くまで視野の開けている
所』がベストということですが、我家の辺りはかなりこの条件が備わっています。
町や幹線道路からは離れているし人家はまばら、前の道には外灯もありません。
自宅の電灯や門灯を消せば漆黒の闇です。
漆黒の闇の中、星空を見上げていると星と星との間にうっすらと線が引かれてい
るような気がして、星座の図に見えてきます。友人も同じことを言っていました。
目の残像現象ででもあるのでしょうか。
その上庭の周囲の木の葉が落ちると、地平線までとはいきませんがかなり低い
位置まで視界が広がるのです。
私は引越してきたばかりの頃、あんなに低い位置にも星がある!と驚き、そして
「おぉ、私の足の下側(地球の裏側?)にも星空(宇宙空間?)はあるのだ」と実
感しました。
都会では街の灯りが光源となって、低い位置の星の光は消されているのですね。
我家は露天風呂ではないのですが、窓が大きくとってあるのでお風呂の中から星
空が見えます。夏は右の窓から北斗七星が、これから冬にかけてはオリオン、オ
リオン大星雲、シリウスと『冬の大三角形』が正面に見えます。
昨年12月半ばの『ふたご座流星群』の時には、外に出て見ました。
まだ積雪は無かったのですが、充分冷え込んでいる12月なので、10分間だけ外
にいて12コの流星を数えました。途中で「流れ星に願いをかけると叶う」という言い
伝えを思い出し、あることを念じました、がうまくいきません。「流れた、ソレッ」とやっ
ても間に合わないのです。
そこで考えました。ずっとつぶやき続けていれば必ず流れる時に当たるだろうと。
「娘に良縁がありますように、娘に良縁がありますように、娘に良縁がありますよう」

