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2007年11月25日

冬はどう過ごす?

「急に寒くなったねー」と言う人が多いこの頃です。
東京から帰った15日には、女満別空港から美留和の自宅までずーっと雪景色
で驚きましたし、その後4、5日はうっすらと雪が積ったままでした。
このあたりを境にぐっと冷え込んできました。土が凍って硬くなり、まさにツンドラ!


寒々とした空

東京では、天気予報も”北海道”というと”札幌”の天気だけを放送すること
が多いので「北海道はもう雪で大変でしょう」などと言われますが、これは天気
予報の片手落ちというもの。
広い北海道の中央を走る大雪山系をほぼ境界線として、札幌方面の日本海
側と釧路方面の太平洋側では天候が大きく違うのに、札幌の天気を代表とし
てひとくくりに”北海道の天気”というのはどうかと思うなー。

端的に言えば、冬、雪の日が多いのが札幌方面(日本海側)で、冬でも晴れ
の日が多く雪は少ないけれど気温がぐっと低いのが釧路方面(太平洋側)
です。

だからこの辺で屋根の雪降ろしという作業はする必要がありません。札幌辺りで
見るような除雪による”雪の壁”も、こちらでは規模が小さいのです。

住めば都、この辺の人達は「どんなにシバレても雪が降らない方がいいわー」と
言い、移住してきた私達も「そうだ、そうだ」。
私共も移住候補地として札幌近郊を考えたことがありますが、冬訪れた時に見
た圧倒的な積雪量と、見上げた灰色の空からとめどなく降ってくる雪に躊躇して
しまいました。

東京では友人達に必ず「冬が長いんでしょう?どうやって過ごしているの?」
と聞かれます。雪があるのが12月から5月中旬頃まで約半年間ですから、確かに
長い冬です。
そうですねー。読書、ビデオやDVDを見たりオーディオで音楽を楽しむのは当り前
すぎますか。でも何にも煩わされずにゆっくり浸りきれるのは、雪で閉ざされた空間
と都会とは違う時間の流れの中にいるからでしょうね。

移住する前の2年間ほど点訳ボランティアをしていて、今も細々と続けているので
冬はこれに集中する絶好の機会です。PCに点訳ソフトを入れてあり、キーボード
から点字(6点)入力して、点字データをディスクに保存。このデータを校正してもら
い、東京のヘレンケラー協会点字図書館に納めています。

東京で点訳講座を一緒に受講した仲間が、今でも校正など何かと面倒をみて下
さるので脱落せずに続けたいのです。
でも昨冬は、この夏のロンドン・パリ旅行の計画、立案、交渉を孤軍奮闘でやって
いたため、点訳はほとんど手付かず状態。今年の冬こそはやり残してある本の点
訳を仕上げたいと思っています。


2007年11月18日

上京と初雪

 先週から今週にかけて1週間ほど上京し、11日のブログはお休み。東京は相変わらず変化が激しく、久しぶりの非日常の世界に浸ったものの疲れた。そして15日に帰ったところ、雪であった。女満別空港に降り立って、駐車場の車に来てみれば雪が積りフロントガラスは真っ白、凍っており手で払ったぐらいでは雪は拭えずしばらく暖気運転、ようやくワイパーで払えるようなり、出発。タイアはスタッドレスに交換してきたので、美幌峠も問題なく通過し美留和に着いたが、女満別と同じく雪、今季の初雪であった。夜であったからどの程度かはっきりしなかったが、翌朝見れば、3~4cm程度の積雪であった。

 冬が近づけばまず車のタイヤ交換、何時するかちょっと悩むところ、11月初めがまあ安心。平地は数センチ程度なら夏タイヤでもなんとかなるが、山越えしかも夜などは大変危険。弟子屈町から北や西の方に行くとなると山越え峠越えがあり、これを考えれば早いに越したことはない。
 このスタッドレスタイヤ、数年でゴムが劣化し硬くなる。走行距離は大したことはなくてもゴムが硬くなってはその性能が落ち、事故や命に関わることになる、3年から4年で交換のようだ。タイヤ交換の費用は惜しんではならないようだ。
 そして、ワイパーも冬用に交換、フロントガラスの雪拭い用のブラシ、さらにスコップもついでに乗せておくことだ。バッテリーのチェック、電解液の補充も行い、冬への車の備えを固める。

 弟子屈からのアクセスであるが本州へは飛行機、北に女満別空港、東に中標津空港、南に釧路空港とあり、大体1時間から1時間半、もちろん車でスピードにもよる。冬では、雪との闘い、平地を走るということでは中標津が一番楽であるが便数が少ない。美幌峠や藻琴峠を越えなければならないが、エアドゥーの利用などから、私達の場合女満別空港の利用が多い。駐車場が有料なのが問題だが。

 東京では、友人知人との再会を楽しみ、変貌する東京の様子に驚き、人の群れの中をぬって歩きかつてのサラリーマン時代の通勤を思い出し、音楽会を楽しみ、こちらでは手に入りにくい買物も適度に行い、美留和とは対極のつかの間の生活であった。しかし、帰って温泉に浸り、ゆったりとした生活に戻るとほっとし、あらたな気分でこの地の生活を楽しめる。

 冬への備えがなかなか予定通りに行かない。今年植えたリンゴ、エゾノコリンゴなどの若木のエゾシカとネズミ対策、これを早く行い、そして薪割りだ。頑張ろう。


DSC04868.JPG

 翌日朝の庭の雪景色。

2007年11月03日

星に願いを…

木々の葉もほとんど散ってしまい、カラマツの黄金色だけが秋のフィナーレを飾る
ように輝いています。幹と枝だけになった木立の間から、夏には茂った葉に隠され
て見えなかった隣家や遠くの山々の連なりまで見えるようになりました。
あとは冬将軍の到来を待つばかり。

先週の庭。今は白樺の葉も落ちました。


つい先日、東京から訪ねてくれた友人夫妻と隣町の中標津に行きました。天気
が良く、友人はドライブの間中、黄金色に輝くカラマツの防風林とまだ緑色を残
す牧草地が続く風景に感嘆していました。
「いろんな色の紅葉もきれいだけれど、カラマツの黄色だけが続くのも美しいもの
ねー」と。

その友人夫妻がさらに感激していたのが夜空の星です。我家に泊まった夜は運
良く天の川も見える晴天。秋の星座の代表カシオペアのWの形がはっきり見えた
のは当然ですが、私達が外で星を見上げていた時刻にまだ東南の低い位置に
あるオリオンも見ることができました。「もう少し時間がたつと、あの辺まで上がっ
て来ますよ」と友人のご主人が説明してくれました。

星を観察するには『光害の少ない暗い所』で『地平線近くまで視野の開けている
所』がベストということですが、我家の辺りはかなりこの条件が備わっています。
町や幹線道路からは離れているし人家はまばら、前の道には外灯もありません。
自宅の電灯や門灯を消せば漆黒の闇です。
漆黒の闇の中、星空を見上げていると星と星との間にうっすらと線が引かれてい
るような気がして、星座の図に見えてきます。友人も同じことを言っていました。
目の残像現象ででもあるのでしょうか。

その上庭の周囲の木の葉が落ちると、地平線までとはいきませんがかなり低い
位置まで視界が広がるのです。
私は引越してきたばかりの頃、あんなに低い位置にも星がある!と驚き、そして
「おぉ、私の足の下側(地球の裏側?)にも星空(宇宙空間?)はあるのだ」と実
感しました。
都会では街の灯りが光源となって、低い位置の星の光は消されているのですね。

我家は露天風呂ではないのですが、窓が大きくとってあるのでお風呂の中から星
空が見えます。夏は右の窓から北斗七星が、これから冬にかけてはオリオン、オ
リオン大星雲、シリウスと『冬の大三角形』
が正面に見えます。

昨年12月半ばの『ふたご座流星群』の時には、外に出て見ました。
まだ積雪は無かったのですが、充分冷え込んでいる12月なので、10分間だけ外
にいて12コの流星を数えました。途中で「流れ星に願いをかけると叶う」という言い
伝えを思い出し、あることを念じました、がうまくいきません。「流れた、ソレッ」とやっ
ても間に合わないのです。
そこで考えました。ずっとつぶやき続けていれば必ず流れる時に当たるだろうと。
「娘に良縁がありますように、娘に良縁がありますように、娘に良縁がありますよう」