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美留和の秋

この1週間で木々の葉がずいぶん黄色くなりました。風が吹くと白樺などの葉が
陽に照らされながらハラハラと木々の間を散っていくようすは、いつ見ても美しいも
のです。その光景に見とれていると、この辺はロシアと近いせいか、子供の頃読ん
だ岩波のロシアの翻訳絵本にあった挿絵や文章を思い出すことも多いのです。

『100枚のきもの』という絵本の最初の方に「美しい光にみちた9月の新学期」と
いうような表現があったり、落ち葉が風に舞い上げられてつむじ風のように見える
挿絵があったように記憶しています。
あの絵本はこんな場面を描いていたのだと、今、現実を見て納得できます。

我家の庭のヤマブドウ収穫

ところで今年はこの辺り、熊の出没が多いようです! 
8月のある日、役場の環境対策課の人が「最近、○○牧場の近くと××さんの家
の辺でも熊が目撃されているんですよ。気をつけて下さい」とわざわざ回ってきた
のが発端。
気をつけろ、と言われても… 具体的には、「ここら辺、温泉付き分譲地の住民は
早朝や夕暮れ時に散歩をする人もいるようだが(地元の人はそんなことしませんが)、
その時は熊に気をつけて」ということらしい。

この話をプールで知合いとしゃべっていたら、途中から話に加わった人が「え、なに
なに?何が出たの?痴漢?」と言うので大笑いになりました。彼女は弟子屈町の
町なかに住む人。同じ弟子屈町でも町なかに熊は出ないのでしょう。
出た、と言えば痴漢と思うのがいまどき普通の反応で、『熊』というのは! ! ! 

その後も「うちの子供達が自転車で帰宅途中、国道の真ん中でペタンとお尻を
ついている熊を見た(パンダっぽい?)」、「道外の知人がドライブしていて、熊が横
断するのを車内からじっくり観察したと感激していた」とか「和琴半島の近くのビー
ト畑が荒らされている」といった情報が続々。地方紙にもたびたび熊出没の記事
が載っています。

熊の食料、山の木の実が不足して里に出没ということらしいのですが、暑い夏だっ
たから木の実も沢山できた筈なのに、とあまり腑に落ちません。
来週の日曜には、地元の川湯エコミュジアムセンター主催のキンムトー(沼湯)
散策に参加する予定ですが、実はここ、ヒグマの出没地域として有名なのです。

ともあれ、こんなふうにして美留和の秋は深まっていきます。

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