« 2007年09月 | メイン | 2007年11月 »

2007年10月28日

忙しい秋

 このところ、晴天が多くなり朝夕は冷え込んでいる。半ばごろには紅葉を心配したが、今週の水曜日ごろをピークとしてまあまあのレベルとなったようだ。
 先週から今週はじめにかけて、久方ぶりに風邪をひいてしまった。特に喉をやられてしまい1週間近く静養せざるをえなく、いろいろやっておくべきことがみな延期となってしまい、この分忙しくなった。

 さて、秋は文化的な行事が多い。今週初めから弟子屈町総合文化祭が開催されており、絵画・書道などの展示から芸能発表など町民総動員で、これを見れば町民の文化レベルが判るほどだ。家内も宝生流の仕舞を演じたようで、私はこの文化的行事には参加より見物する側である。一言で言うと若い人達よりご年配の方々が熱心、少子高齢化の世代の動きを見せ付けてくれる。
 次に音楽会も、6日の札幌交響楽団の演奏会、そして昨日今日の恒例の、“花ふらり、ミニミニコンサート”と続いた。札幌交響楽団の演奏会は、会場の文化センターの音響が思いのほか良く、曲目も弟子屈町の豊かな自然にマッチしたもので、多くのお客が来場し素晴らしいものであった。
 そして、ミニミニコンサート、今回はピアノとフルートのアンサンブル、秋の風情と花ふらりからの景色とが雰囲気を盛り上げ、小さなコンサートに魅了された。次は12月8日、9日とホワイトクリスマスコンサートだ。毎回ながら、主催者の熱意に頭が下がる。
 
 秋の日はつるべ落としと言うが、ともかく日が短くなっている。朝夕が寒くなり物事早めに切り上げざるをえない。最後の草刈りをしなければと、家の外壁の塗装、薪割り、エゾノコリンゴなどの若木のエゾシカ対策など、風邪のおかげでこれらがみな延び延びとなった。草は枯れ始めているので省略できるが、あとは何とかやり遂げなければ。ちょっとあせっている。

 さらに今週、“NPO法人ましゅうの里・川湯ガイドセンター”が催した、“川で魚と戯れる”、こんな自然体験イベントに参加した。まさに童心に返った思い、胴長を身につけ、川湯の近くのアメマス川に網を片手に川の中を歩きながら楽しんだ。今の時期は、アメマス、ヤマベ、イワナ、オショロコマが網ですくえ、多かったのはアメマスだが、56cmの大物が網にかかったのだ。網ですくえるなんてこれにはびっくり。参加者は10人ほどだが、皆夢中、こんな体験ができるのも自然豊かなこの地だからこそ。もちろんかかった魚は観察して水の中に戻した。ヤマメ、イワナやオショロコマ、これらは数cmから10cm前後ぐらいのもの、綺麗な魚体だ。
 さらに紅葉、水面にいっぱい散った有様、まさに綾錦でピークの紅葉を楽しんだ。この地域はヒグマの出没地域、人数がそろいガイドに案内してもらうのが一番である。この体験は絶対お勧め、ぜひ興味のある方は問い合わせをしてみるといい。

 まあ、このように忙しい秋を過ごしている。


DSC04819.JPG

 水面に散った紅葉、まさに綾錦!

DSC04826.JPG

 恒例のミニミニコンサート、外の風情が何とも言えぬ。

DSC04830.JPG

 小学生達の獅子舞。

2007年10月20日

秋の楽しみ

先週日曜日に、硫黄山(我家から車で10分ほど)近くのキンムトー(湯沼)へ
ハイキングに行きました。
川湯エコミュジアムセンターが、年に6回ほど主催する「自然ふれあい行事」の
近隣ハイキングです。参加者は30名程、といっても半数は自然ボランティアガ
イドの方々でした。

硫黄山の自然遊歩道途中から、細い道にそれて歩くこと2時間半あまりでキン
ムトーに到着。紅葉が沼の表面に映って、思ったより美しい景色でした。

ここは熊が出没するので有名な場所で、今回のようにガイドさんがついて多勢
で来ないと危険な場合もあるとのことです。私は夫と何回かこの近くまで来たこと
がありますが、二人だけで踏み込む勇気がなくていつも撤退しているので、今回
はぜひ参加したかったのです。景色よりも”熊の出没地”という怖いもの見たさで
参加した訳です。

因みに数人のガイドさんは「熊よけスプレー」を携帯していました。トーガラシ成分
なのだそうですが、1本1万円位の値段とか。他にも熊よけの鈴をつけている人が
何人もいました。

熊は出ませんでしたが、道々キノコ狩りができました。ガイドさんのひとりがキノコ
に詳しくて食用か否かを判断して下さり、私も初めて見る真っ白い”オシロイシメジ”
というのを採って夕食の鍋物に入れて食べてみました。栽培したキノコより香りが
たかいように感じました。
キノコの見分けは難しく、間違えて毒キノコを食べると熊に出会うより危険かも…


水曜日に、私共が参加している弟子屈町のNPO団体の”夏期打上げ”のパー
ティを我家でやりました。14名参加。食べ物は手作りで持ち寄りです。その豪華
さは写真をご覧下さい。この他にデザートの杏仁豆腐、オレンジケーキやフルー
ツもあったのですよ。

翌木曜にはチーズの会関連の行事で鶴居村に行き、狩猟ガイドの方から興味
深い話を聞きました。

Sさんは牧場経営を主としながら、サイドビジネスとして鹿打ちハンター達のガイド
とロッジを経営している方です。ハンター達は全国から集まり、エゾ鹿の狩猟期間
の10/25~2月末までひきもきらないのだとか。大体5日から10日くらいロッジに滞
在して鹿撃ちをするそうですが、Sさんが1日ガイドをすると「ン十万円」で、1頭しと
めれば成功報酬として「ン万円」、それを解体処理する(『皮を剥く』という)のは1頭
1万円とか。ホ~ッ、そういうものなのね。

しかしSさんは牧場経営が本業で、夏の間はそちらに全力投球していると明言。
ロッジも夏は『ファーム イン』として田舎体験のアクティビティプログラムがあるそう
です。またギョウジャニンニク5反歩、ウド8,000本を作っていて、狩猟仲間の口コミ
などで通信販売も好調とか。趣味は庭造りで、大型機械を使って巨石(有珠山爆発
の時の石を運んで)を組み合わせたロックガーデンを自力で製作中でしたが、石の
間に植えた潅木や野の花のアレンジは、なかなかのセンスとお見受けしました。

ロッジの部屋には熊の剥製あり、熊の敷革あり、そしてハンターの男性達が楽しめ
るようセミヌードの女性のカレンダーが堂々と下がっていましたっけ!

2007年10月14日

明日で移住丸3年

 このところぐっと冷え込み、今日の朝は霜が真っ白に降りていた。10月に入ってもそれほど冷え込みはなく夏の暑さとともに異常ではないかと思っていたが、ようやく本来の気候に戻ってきた。おかげで紅葉が遅くなり、今日のように冷え込み0度以下になると、かえって紅葉を通り越し、葉が散り始めてしまうようだ。
 今日は自治会の行事で和琴半島を散策し、帰りには屈斜路湖畔を通ってきたが、紅葉は冴えず、今年はこのままでは鮮やかな紅葉はあまり期待できないのではないかと心配している。

 昨年の今頃、『移住して3周年目へ』の題で書いたが、では丸3年経った今はどうだろうか。答えは同様、満足し楽しくスローライフを過ごしている。夏は草刈りに、冬は雪掻きに明け暮れ、その合間にプールに通い運動をせっせとし、家の塗装などの手入れ、薪作り、などなど同じようなものだ。しかし、飽きない。草刈りも、やり方次第で綺麗に仕上がり、庭には新たな木を植えてみるなど、庭の模様も少しずつ変化し、ともかく退屈することがない。
 また、今年も我家の庭でヤマブドウが採れ、低い所は良いが、高い所にも沢山成っていたのだが取れずそれは小鳥達へのプレゼントとした。現在ヤマブドウ酒へ加工中だ。こんなことも昨年と同じようだが、収穫の喜びや加工の楽しみなど飽きることがない。
 我家にはスモモの木が4本ある。5月に真っ白な花が咲き、9月に実がなり収穫する。この付近に、エゾノコリンゴやクラブアップルを植えている。これらも5月ごろに真っ白な花が咲くようで、スモモなどと一緒に咲けばどんなに綺麗なことか、こんな期待を持ちながら植えたのだが、その実現は何年後のことか。次の世代のことを考えると、今からできることをやっておこうという気持になる。
 
 今年の雪はいつ頃だろうか。先日の新聞で太平洋赤道付近にラニーニャ現象が見られ、4年ほど前に北海道に大雪をもたらした状況に似ており、大雪の可能性があるような記事を記憶している。その4年ほど前の冬に、下見に美留和を訪れたが、大雪で中標津空港に降りる予定が千歳となり、来るのに苦労したこと覚えている。美留和はそのため一時孤島のようになり大変であったと、我家の前の所有者から聞いている。そうならないように祈っている。今日の冷え込みで真っ白となった庭を眺めながら思い出した。

 今のところまあ健康だ、腰痛には少し悩まされているが、ほかに問題ない。健康だからこそこんなことが言えるのだ。この美留和の地にも新たな移住者が見られるようだが、健康上の問題から戻ってしまう方もいるようだ。この地に移住された方達は、みなこの雰囲気を楽しんでいる、これが出来ないのは残念でならないだろう。


DSC04768.JPG

我家の今朝の庭、一面に霜で真っ白。木々もスケルトンになりつつある。


DSC04783.JPG

今日の和琴半島、紅葉がイマイチ。これからか?

2007年10月07日

美留和の秋

この1週間で木々の葉がずいぶん黄色くなりました。風が吹くと白樺などの葉が
陽に照らされながらハラハラと木々の間を散っていくようすは、いつ見ても美しいも
のです。その光景に見とれていると、この辺はロシアと近いせいか、子供の頃読ん
だ岩波のロシアの翻訳絵本にあった挿絵や文章を思い出すことも多いのです。

『100枚のきもの』という絵本の最初の方に「美しい光にみちた9月の新学期」と
いうような表現があったり、落ち葉が風に舞い上げられてつむじ風のように見える
挿絵があったように記憶しています。
あの絵本はこんな場面を描いていたのだと、今、現実を見て納得できます。

我家の庭のヤマブドウ収穫

ところで今年はこの辺り、熊の出没が多いようです! 
8月のある日、役場の環境対策課の人が「最近、○○牧場の近くと××さんの家
の辺でも熊が目撃されているんですよ。気をつけて下さい」とわざわざ回ってきた
のが発端。
気をつけろ、と言われても… 具体的には、「ここら辺、温泉付き分譲地の住民は
早朝や夕暮れ時に散歩をする人もいるようだが(地元の人はそんなことしませんが)、
その時は熊に気をつけて」ということらしい。

この話をプールで知合いとしゃべっていたら、途中から話に加わった人が「え、なに
なに?何が出たの?痴漢?」と言うので大笑いになりました。彼女は弟子屈町の
町なかに住む人。同じ弟子屈町でも町なかに熊は出ないのでしょう。
出た、と言えば痴漢と思うのがいまどき普通の反応で、『熊』というのは! ! ! 

その後も「うちの子供達が自転車で帰宅途中、国道の真ん中でペタンとお尻を
ついている熊を見た(パンダっぽい?)」、「道外の知人がドライブしていて、熊が横
断するのを車内からじっくり観察したと感激していた」とか「和琴半島の近くのビー
ト畑が荒らされている」といった情報が続々。地方紙にもたびたび熊出没の記事
が載っています。

熊の食料、山の木の実が不足して里に出没ということらしいのですが、暑い夏だっ
たから木の実も沢山できた筈なのに、とあまり腑に落ちません。
来週の日曜には、地元の川湯エコミュジアムセンター主催のキンムトー(沼湯)
散策に参加する予定ですが、実はここ、ヒグマの出没地域として有名なのです。

ともあれ、こんなふうにして美留和の秋は深まっていきます。