リンゴ狩と能面展
昨年は10月に入ってリンゴ狩に出かけたが、今年は1,2週間ほど早めであったがまた出かけた。今年は小樽、余市から積丹半島、ニセコ、真狩村から洞爺湖を経ての旅で、昨年の登別、壮瞥、洞爺湖・支笏湖から室蘭の旅とは、北と南の位置関係となる旅となった。
今回はもう一つの目的、同じブログ仲間の“面とーさん”さんの能面展を見に行くことで、この能面展が今月末までのこともあり、二つの目的を叶えるべく、出かけたのである。共に充分に堪能し、天気もまあまあで全行程1200kmとかなりの距離を走ったが、家内と交代で運転し景色も楽しみ、満足したものとなった。
能面展は初めてある。家内が謡を若い頃からやっていたので、まったく関心がなかったということではないが、まじかに見、そして制作に関わる話を聞いたのは初めてで、その奥の深さに感心した。“面とーさん”さんのエンジニアという経歴からは、このような趣味を長く続けてこられたのは、ちょっと思いもよらず敬服した次第だ。私もかつてはエンジニアであったが、大体エンジニアなどという者には芸術性などということには縁遠いのだ。
現役時代は仕事をしながらコツコツと能面作りを続け、引退後はそれに没頭、家族にも囲まれながら楽しむ“面とーさん”さんの姿は、定年後の理想的な姿であろう、素晴らしい過ごし方だ。
リンゴ狩にはちょっと早かったかもしれない、でも津軽、さんさの2種類を手に入れ、その場でガブッとかじり歯ごたえと新鮮な甘酸っぱい果汁を楽しんだ。いわゆる、撥ねものを沢山購入、新鮮で味は変わらずこれで充分だ。
ついでにニッカウィスキーの余市工場の見学をし、創業者の竹鶴政孝のリタ夫人の英国人でありながら日本人として生きたその生涯に触れ、戦前戦後を通じて日本での大変な思いを克服したその強さにも感心した。
積丹半島では、海岸沿いに立ち並ぶ奇岩など、積丹岬と神威岬からの日本海を眺め、海鮮丼を食べて、さらに話題の北海道電力泊原発を眺めるなど、これまた楽しいものであった。
ニセコでは、このような地で地価が上昇しているという稀有な例を目にしたのだ。オーストラリアを中心とした外国人の別荘需要からで、小奇麗な別荘住宅を横目に見てちょっと驚き、冬でないからかもしれないが人があまり見えないのには僅かな不安感を抱いた。
もう一つあった。真狩村、ここは細川たかしの出身地であり、羊蹄山をバックにした彼の熱唱場面の銅像を見た。弟子屈町の横綱大鵬と同様、郷土のために尽くしている彼の姿は素晴らしい。私と家内は、彼の声質・声量から“日本のパバロッティ”と称している。
今回の旅は定年後の北海度への移住があっての楽しみ、また移住ブログを通じての交流、こんなことができるのだ。
”面とーさん”さんの能面展。左側が小面、面つくりはこれに始まり、これに終わるそうだ。
神威岬、目の前は日本海、心持水平線が丸く見える。
ニセコの別荘街、外国人向けにはコンドミニアムなどもっと豪華のようだ。
真狩村の英雄、細川たかしの像。郷土の発展に尽力する姿勢は素晴らしい。

