« 2007年07月 | メイン | 2007年09月 »

2007年08月26日

豊かな緑と省エネ

 このところ晴が続いている。お盆が開けてからも意外に暑い日が続いている。とは言っても本州のような暑さではなく、木陰では涼しく陽射しの下では暑い、これが北海道らしい暑さであろう。
 昨日は、雲ひとつない晴天、まだ抜けるような青空ではないが、気持の良い日であった。抜けるような青空は、冬の青空が最高だ。気温が低くピンと張り詰めた澄み切った空気の中の深い透明な青空、弟子屈町ではこの青空が見られる。本州の南の海岸ではぎらぎらと太陽が照り付ける中で抜けるような青空が見られる。雰囲気は全く違うが、どちらが良いかは各自の好みの問題だ。このようなことも移住先の選定に影響するものだろう。

 さて、北海道の家は冬の暖房対策が優先され、機密・断熱が優れた構造となっている。これは、窓の面積や開放度において本州の家とは相対的に低くなっていると言えよう。夏の陽射しがあり風が少ない暑い日となると室内の風通しが良くなくその分暑さが厳しい、また風があっても結構室内は温度が上がる。こんなときはエアコンを使えばなんら問題はないが、必要な期間はこの弟子屈町ではせいぜい2週間程度、このためにエアコンを設置するのも無駄なこと。
 そこで有効なのが緑、つまり木を家の周りに植えることだ。木といっても落葉系の樹種、たとえば白樺、ハルニレ、水ならなど、夏は葉が茂り陽射しを遮り、冬は落葉し陽射しを室内に入れる。この木の葉による陽射しの断熱の効果は大きい、天然の省エネである。冬はその逆で同じく省エネ。しかし、木がこの省エネの効果を出すまでには、時間が相当にかかるのが問題だ。
 
 北海道では、できるだけ広く木のある土地を選びそれを生かした家を作る、既存の家を手に入れるのであれば木々の豊かな家・土地を選ぶ、これからの省エネや地球温暖化への対策を考えた選択方法だろう。北海道以外も同様であろうが、実現にはハードルが高い。
 実際の所、こんなことまで考えた家・土地は少ないようだ。

 この弟子屈町は緑豊かな地であるが、残念ながら問題は多いようだ。先ごろも広大な面積の森林が伐採され、植林もなにもなされていないとのこと。まだ他にも伐採は続いているようで、来年は北海道洞爺湖サミットが開催され環境・地球温暖化対策が大きなテーマとなろうとしているのに、なにか無頓着な感じがする。
 昨日も、東藻琴山の駐車場から屈斜路湖の回りの森林眺めて、豊かな緑と思いつつも、所々に緑の抜けたところが見られる。地球温暖化対策の面からもこの豊かな緑を守り、育てていきたいものだ。これは弟子屈町の最大の財産であり環境への貢献だ。


DSC04583.JPG

 藻琴山からの屈斜路湖、摩周湖方面。屈斜路湖岸の周りは豊かな緑。

DSC04565.JPG

 昨日小清水町のさくらの滝に、サクラマスの遡上が見られる。コンパクトデジカメのため、ピントがイマイチであった。

2007年08月19日

暑い! 西瓜

旧盆の休みも終わりましたね。

先週は猛暑の日々が日本各地から伝えられました。それらの記録的な暑さ
に比べると見劣りするとはいえ、わが弟子屈町もかなり暑かったのですよ。
30℃を越す日が5日連続して、こんな日に地元の方に会うとたいてい
「あんた方、こんな暑さは平気でしょうが、我々はもう~ 」と言われます。
いやー、そう言われてもやっぱり私共も暑い!

しかし都会の暑さは、地球温暖化の影響もさることながらヒートアイランド現象
によるのが大きいわけで、いったん空気が暖まってしまうと悪循環で昼夜を問
わず暑いのですが、この辺はそこが違います。建物が密集していないので風
が吹き抜ける、樹木が日陰を造る、そして夜は気温が下ります。

もちろん蒸し暑い夜も年に数日はあるのですが、「暑くて寝つかれない」「寝て
いても汗まみれ」「暑くて熟睡できない」ということはないですね。
夫は無類の汗かきなので、結果『北海道移住、大正解』です。

「だ・か・ら~、夏は気持いいけど冬が凄いんでしょ」と思っていらっしゃる貴方!
違います。冬はぬくぬく暖かくってもっと気持いいんです。北海道の家の完璧な
保温、暖房。
おっと、連続猛暑日&熱帯夜をお過ごしの地域の皆さんに、いま暖房のハナシ
をしてどうする…

我家の庭の北海道の木「エゾニワトコ」

で、話題を変えます。私は西瓜が大好物ですが、今年は先週の暑さのせいで
とても美味しく西瓜が食べられました。というのは、西瓜を食べるにはやっぱり
暑くなきゃ、と私は思うのです。
こちらの西瓜は地産地消で新鮮なためか、甘い物好きの北海道人の口に合う
糖度を厳選しているのか、甘さも充分でとても美味しいのですが、気候が涼しく
て、いまひとつ食べる気がおきないのです。関東あたりの人間にとって、3月と
か11月とかに西瓜を出されると「珍しいね」とは思いますが、「ワー美味しそう、
食べたい!」とは思わないような感じですかね。

この辺りの西瓜は、本州と同様に6月頃から出始め9月いっぱい位まで店頭に
ありますが、9月末なんていうとこちら平均気温は12℃前後ですよ。近年の東
京でいえば12月だって平均10℃前後の年もある位ですから、そんな気温の時
に西瓜がゴロゴロ店頭にあるのを見ると、「ここではこんなに寒くなっても西瓜を
食べる人がいるんだなー、だから仕入れて売ってるんだなー」と感心します。
値段は特に高くはないのです。

西瓜はシンガポールに居た時、ほとんど毎日食べていました。むこうの西瓜は
甘みが薄いのです。熱帯の国のため、水分補給のために食べる感覚なので、
甘いと逆にしつこく感じられるのでしょう。パパイヤも、熟れているけれど甘味が
薄いものを同様に食べていました。
シンガポールは、例えば東京とか札幌のような一つの都市が国家となった『都
市国家』なので農業地は少なく、果物も隣国マレーシアからのものが多いよう
でした。

と、今日は西瓜談義になってしまいましたが、とにかく先週の暑さはこちらへ来て
初めて西瓜を堪能できた幸せをもたらしてくれたわけです。


我家の庭の北海道の木「サビタ」(ノリウツギ)

2007年08月12日

お盆

 前回夏らしくなったと書いたが、やはり安定していない。先週末から今週前半は、梅雨のような曇りや雨が続き北海道らしい夏はどこへ行ったのやら。北海道と言っても広いので、この美留和の地ではと言うべきか。
 このブログを書いている間に天気が良くなっている、太陽が輝いている、ああ、夏らしい!!

 明日からお盆の週、東京や大阪は一昨日辺りから帰省ラッシュが始まっているようだ。テレビで東京駅や高速道路の混雑や渋滞の様子が映し出されるが、ここ道東は殆ど無縁。しかし、年一度わが町の国道の交差点で、信号2,3回待ちの渋滞が発生する。旅行客や帰省客で賑わい、国道沿いの蕎麦屋やラーメン店の店頭に車がたくさん駐車しているのが見られる。ともかく沢山の人が訪れることはいつもと違った気分・雰囲気にさせてくれる、これも非日常の世界を見ることになるからだろう。
 現役時代は帰省とはほとんど無縁、小さい頃を除き東京で育ち東京から出たことが2年間の1度という人間には、なぜ大変な混雑をものともせずに帰省するのか疑問でもあったが、これもこの地に来てなんとなく理解できるようになった。
 要は、互いに非日常の世界に一時であろうと埋没し、それを互いの刺激とし楽しみとするからだ。これがパラパラではあまり効果がない、集中することによりその効果が倍増するのだ。
 残念ながら、我家では娘も息子もお盆とは無縁、仕事で忙しいかどこかに遊びに出かけるのだろう。結局夫婦二人で草刈りや花の手入れに没頭することとなろう。

 ところで、札幌交響楽団の演奏会が10月6日(土)に弟子屈町の摩周観光文化センターで開催されることとなった。プロの交響楽団の演奏会は、この地に来て初めてである。札幌交響楽団の演奏会は6月に厚岸町で開催されそれを聞きに行ったが、会場が音楽ホールとは言えなかったので残念であった。この摩周観光文化センターは多目的ではあるが音楽ホールの要素も入っているようで楽しみである。曲目には『新世界』があり、弟子屈町の雰囲気に合わせた選定であろう。
 一方「花ふらり」のミニミニコンサートは、先月七夕に金管楽器の野外コンサートとして開催された。「花ふらり」の広い庭を舞台に見立て、良い天気と相まって楽しんだ。このコンサートも昨年から6回目、10月27日、28日には秋のコンサートの予定があるようだ。
 10月には札幌交響楽団とミニミニコンサートの二つの音楽会、めったにないこと。ぜひこの機会に弟子屈町にお越し頂いては如何だろうか。

 さて天気が冴えない中、久しぶりに裏摩周の方に出かけた。摩周湖の伏流水の溢れる神の子池、なぜ水の湧き出す所は、透明なブルーなのか。豊かな美しい水、ありがたいものだ。


DSC04475.JPG

 神の子池、毎日12,000トンもの摩周湖の伏流水が湧き出す小さな池。

2007年08月05日

このごろは…

旅行後の生活あれこれについて。

帰宅2日後に、町の移住体験ツアーの3組4名の方々が『先輩移住者宅訪問
ということで我家に来ました。去年から町のお手伝で、移住希望の方々に我家
を3回ほどお見せしています。役場の担当者2、3名と一緒に来て、1時間くらい
お話をしたり家や庭を見て貰います。

なかなか面白い出会いもあって、スローライフに埋没しそうな私共にとっても楽し
いひと時です。それに、私共は今の生活に満足しているので本音で「弟子屈は
良い所ですからいらっしゃいませんか」と言えるのです。
町を見て、環境を見て、家を見て、人を見て、移住したいと思われるかどうかは、
それは個人の価値観と判断によります。

町といえば、最近屈斜路湖畔の森林違法伐採と140匹ワンちゃん放し飼い
いう二つの困った問題が突如(でもないようですが)弟子屈町を襲い、マスコミでも
報道され、町はとんだことで有名に。
前者については「お役人様、しっかりしてねー」、後者については「動物愛護とは
違う次元の話じゃないか」と私は思います。


我家に咲く北海道の野の花「クルマユリ」

10月末に行われる町の文化祭に、わが『弟子屈宝生会』も例年通り参加し仕舞
『高砂』『経正』『東北』の三番を出します。その打ち合わせに先生の代理で出席
しました。主催者側の説明によると、弟子屈町は文化的な同好会の活動が活発
な所なのだとか。他の地域のことを知らないけれど、そうなのかしらね。

夏休み前の交通安全運動の期間中2日間、朝の登校時に小学校近くの横断歩
道で夫と交通安全指導当番をしました。全校児童は17名!家が近い子供達は
集まって登校してくるので、”この地域から来る数人”が渡ってしまうと当番終了で
都会地とは違うのどかな交通当番でした。

久方ぶりにチーズ造りに参加。メンバーの試食用にパリで買ってきた5種類の
チーズを夫々12等分(メンバー人数分)して、皆で味見をしました。12等分です
から1ケの大きさは小指くらいで何とか味がわかる程度でしたが「どれも個性的
で、濃厚な風味」と言った人もあり、チーズの醗酵臭を気にしながら運んだ私は
労われました。

7月末に英語クラブの恒例サマーパーティを我家で行いました。講師のDunkan
も含めて13人集まり、皆が料理を1品持ち寄り。会場は少し狭かったのですが、夜
7時から10時過ぎまで食べて、飲んで(みんな車で来るためお酒は出せないので
お茶、ジュース、コーラ)お喋りしました(Dunkanと話す時だけ辛うじて英語使用)。

我家に咲く北海道の野の花「オオウバユリ」