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2007年07月29日

ようやく夏、薪割り

 今週月曜日からようやく夏らしくなった。東京から戻って2週間、ほとんど太陽を見ることなく、夏は来るのかと不安になったが、どうやらそれは解消されるようだ。陽射しは強く暑いのだが、湿度が低く風も涼しく、まさに北海道の夏である。
 しかし、安定した夏とはまだ言えないが、季節は夏である。

 昨年の11月に「冬への備え」で薪の準備、薪割りのことを書いたが、今週は近所の友人から譲ってもらった薪用の原木、その残りの薪割りを全て処理した。なぜこんなに遅くなったか、それは腰痛への懸念から。チェーンソーで30cmぐらいに切って、それを斧で割るのだが、その斧で割る際の腰への負担、これが大きい。二つ割で済むような場合ではそれ程ではないが、4つ割り、6つ割りのような太い原木、これが辛い。
 我々のような若いときから薪割りに慣れていない者には、60歳を越えてからは無理なのだ。

 そんな時に力強い助っ人が現れた、油圧式電動薪割機である。インターネットでこの情報は掴んでいたが、実際に使ってみる機会がないままに来たが、近所の友人がこれを貸してくれた。チェーンソーで輪切りに切り始め、昨日からこの薪割機で割り始めた。
 うーん、使える。この二日間で全て割り、これらを薪小屋に積み上げることができた。どんな機械か、写真で紹介する。うっかりと作業中の写真を撮りそこなった。4トンの力を油圧で掛けながら割る。25cmほどの直径の原木まで割れるのだそうだ。3万円台の価格で、業務用には使えないが、個人で1年分ぐらいの量をこなすのであれば、言うことがない。とりあえず今年の分は済んだので、来年分はこれを購入して薪割りに臨もう。

 草刈りにしろ薪割りにしろ、機械力を使ってこなせばなんとかなるものだが、それなりに投資が必要だ。田舎暮らしも、こんなことに結構金がかかるものだが、何とかやり繰りしながら楽しんでいる。やり繰りの原資は、外食や一杯が少ないこと、服飾費などがほとんどないことであろう。
 ともかくスッキリした。次は草刈り、明日から始めよう。

 話はまったく変わる。昨年8月からピアノの練習を始めた、62歳の手習い、それなりに努力をしている。そのピアノの教師が、東京に戻ってしまう、なんと残念なことか。教師であり、友人であるこの御仁、私より先輩の東京からの移住者であったが、諸般の事情から戻ることとなった。個性的な人物であり、優れたピアノの教師であり、さまざまな人材の一人として活躍を期待していたのに惜しい。
 東京での活躍を祈念する。

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 この機械、原木をはさんで油圧をかけて割る。

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 薪小屋、この様に積み上げる。積み上げには、結構工夫しながら行う、面白い。この薪小屋、まだまだスペースはいっぱいある。

2007年07月22日

ロンドン・パリ

3週間の旅行から7月6日に美留和に戻って今日まで、晴れたのは7日と
18日のたった2日だけなんですよ。毎日、毎日、毎日曇りか小雨。
夏はいつ来るのかしら…

ロンドンとパリ旅行。私にとってはいろいろ計画し、準備していたこの冬
の間中が一番楽しかったかな。というのは、往路のフライトでノドを痛め、旅
行中体調が万全とはいえなかったからです。
海外に行く前に東京の家に10日程居て、蒸し暑い夜に窓を開けて寝冷え
したところに、機内のエアコンで乾燥しノドをやられたみたいです。ロンドン
に到着した翌日は声がほとんど出ない有様。

その上、なんとロンドンは寒い!我慢できずにホテルの近所の安売り衣料
店で裏地付のジャケットを3,000円位で買い着込みました。私に合うサイズ
の厚手の物はそれだけだったので、色とか形とか言ってる場合じゃない!
ダブルボタンで七部袖の変な茶色のジャケットは、いまいましい旅の記念
となって、今我家のクローゼットにかかっています。

ノドの痛みは日に日に増して、うがいをする時も痛いし、食べる時、喋る時
に舌の付け根の辺までつれるように痛むのです。
それでもキューガーデン(王立植物園)に行き、13年ぶりに会う友人が働く
財団の催しと展覧会を見せて貰い、彼女にチケットを取って貰ったミュージ
カル『ビリー・エリオット』(映画『リトル・ダンサー』の原題)を鑑賞、夫のため
にロンドンおのぼりさん観光バスツアーと大英博物館見学をこなして、ロンド
ンでのメインスケジュールは終了。


大英博物館

パリへはユーロスター(列車)で移動。フライトだと空港から町へ出るまで
に時間がかかりますが、列車は都市から都市へ移動するので無駄がなく
て便利です。でも出国手続きはするんですよ。

パリはロンドンより気温が高く、そのせいか私は発熱したと思い、夜中に
ゴソゴソ荷物を開け、携帯して行った解熱剤を飲んだのです。翌朝、娘が
「ゆうべは暑かったねー」と言うので、アリャ熱が出たんじゃなかったのだ
わ…と。

とにかく、発熱しても不思議はないほどのノドの痛みにだんだん鼻と目の
具合も悪くなり、しょっちゅう鼻をかむわ、目は真っ赤に充血するわでつら
いつらい。でも食欲が衰えないのが不幸中の幸い、体力維持のバロメー
ターとして「食べているんだから私は大丈夫」と思っていました。


ルーブル

パリでは、なんと美留和で知り合った米人が十数年来パリに住んでいて、
彼が週末返上で私達を案内してくれた上に、彼のアパルトマンで手料理
をご馳走して下さったのです。その土地の普通の生活を垣間見せて貰う
のは、私は何よりも楽しくて好きです。

気のおけないビストロにも案内して貰い、そこそこに安くて美味しい料理
を食べながら歌を聞き一緒に口ずさみ、いかにもこなれた捌きのギャルソ
ンの立ち働く姿を見ていると「パリらしいなー」と思いました。
パリは『人々が生活をエンジョイしている街』という印象が強いですね。

パリで日本人に一番多く出会ったのは、モネの睡蓮の新しい展示方法で
人気の高いオランジュリー美術館でした。もっとも、ブランドショップ通りに
行けばもっと沢山の日本人に会ったかも。何しろパリはバカンス前のセー
ルに突入した時期でしたから。

私のノドは、こちらに戻って翌日早速病院に行ったところ「あー、真っ赤だし
白い膿がポツポツ見える」とのことで、5種類の飲み薬とうがい薬を出して
貰い数日服用してだんだん治まりました。

それにしても、相当ひどい症状だったのに旅先で寝込まなかったのは「大
枚叩いてはるばる来たヨーロッパ」という気合で持ったのでしょうか???

2007年07月15日

ブログに復帰

 3週間の休みといっておきながら実質4週間の休みとなった。3週間放っておいたツケが溜まり、帰ってきた1週間は、伸びた草の草刈りに明け暮れてしまった。どうも留守の3週間はそれほど天気は良くなく、気温も低かったようで、もし良かったらもっとひどいことになっていたろう。

 帰ってきた翌日7日(土)は天気が良く、それ以来太陽が顔を出さない。これは、オホーツク海の高気圧の影響で、北風が吹き込み曇りをもたらし、かつ気温も低くしているようだ。太平洋高気圧が強くなれば、暖かな空気が入り込み夏らしい気候となるのであろうが、オホーツク海高気圧が梅雨前線を押さえ北海道に梅雨をもたらさないようにしている効用もあるのだろう。
 美留和の地は、太平洋よりもオホーツク海の影響のほうが強いのだ。

 この3週間は、東京に出かけさらに10日間ほどロンドン・パリ旅行に旅立った。家内達は何度かヨーロッパに出かけていたが、私は今回が初めて。現役時代も仕事で関連はあったものの、結局行くチャンスがなく、海外はもっぱら東南アジアに仕事がありシンガポールには2年ほど赴任をした。
 この旅行は、往復の飛行機とホテルを旅行社に押さえてもらったほかは、自由な旅。両都市には家内の友人がおり、友人達のお世話になり楽しんだ。いわゆるツアーではなく、地下鉄やバスなどを利用しながら、友人達の案内もあり、様々なところを見て回った。ツアーのように効率的ではないが、その分勉強になり、次回出かけるときには行く易くなる。

 両都市を訪ねて、つくづく思うのは、ロンドンはレンガの町、パリは石造りの町、こんな印象が強かった。さらに緑が町中に豊かであった。ともに歴史の積み重ねでこの様になったのであろう。町全体がひとつの景観を作り出している。翻って日本の都市を見ていると、特に東京など、てんでんバラバラ、何の統一性もなく景観としての価値は低い、珍しいものはあるようだが。京都などの一部には、まだ日本らしい素晴らしい景観が残っているが、それは大切にしていきたいものだ。
 この弟子屈町も残念ながら、そのような景観はまったく見られない。ただ、自然の美しさがあるだけ、それと調和した街並みの景観は今後の課題だ。
 余計なことではあるが、木を切る文化は持っていても木を守る文化はないのではないか。

 次に両都市には様々な人種が溢れており、人の往来の激しさが感じられた。東京も人が多いが人種がこれほど沢山多くは感じない。特にロンドンはこの人々の往来を活発にし人材を惹きつけ、経済の活性化に結び付けているのだろう。この日本も世界中から人々を呼び込むことを真剣に考えないと、衰退してしまうのではと感じた。勿論リスクが多くなることは覚悟しなければならない。
 現に、帰りのロンドン・ヒースロー空港では、テロの影響からそのセキュリティーの厳しさに恐れ入った。
 もうひとつ、ポンドとユーロ高、円安、これには残念であった。複雑な事情がからむものの、この円安いいのだろうか。

 まあ、こんな具合で、書きたいことはまだまだあるが、とりあえず今回はこれにて終了。日常から非日常の世界へ、大きな刺激となった。これが、定年後の楽しみだ。


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 バッキンガム宮殿につながる街路

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 ソルボンヌ大学前のカフェテラス