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2007年02月18日

凍らない屈斜路湖

 今年は暖冬だ。おかげで雪は少なく、除雪も楽であった。しかし、先週15日、16日と吹雪き模様の重い雪が降り、そんな楽観も吹き飛び、16日、17日と重い雪を相手に腰痛に堪えながら除雪に頑張った。
 今日は、朝から晴れて気温もあがり、雪も一部溶け出す始末。庭の池も雪で覆われ見えなかった水面が見え出し、そこにはマガモが来て餌を漁っている。夕方には、曇ってきてまた天気は変わりそうだ。
 ともかく、通常今頃は1年でもっとも寒い日が続く時期であるはずだが、寒さが続かない。

 この時期は、屈斜路湖が全面凍結し御神渡りと言われる現象が見られるのだが、こんな気候からそれが見られない。釧路川の源流付近が一部凍結しているようだが、わずかだ。このままだと、今年は凍結した屈斜路湖は望めないのだろうか。同様に、摩周湖も凍結していない。
 同じ道東でも、釧路川の下流部の糖路湖は凍結して、ワカサギ釣りが湖上で行われている。屈斜路湖や摩周湖は釧路川の北部で内陸部にもかかわらずだ。どうも、湖水の水深や湧水、温泉などに関連があるらしい。屈斜路湖の平均水深は28m、最深で117mぐらい、温泉の湧出もあるようで、厳しい寒さが必要なようだ。

 寒さでは道内でも有名な川湯温泉、最低でマイナス30度ぐらいになる所だ、ここではその寒さを利用してダイヤモンドダストパーティーなるイベントが毎夜行われるのだが続いていない模様、これでは観光客に楽しんでもらえない。
 弟子屈町内でも川湯温泉がなぜ寒さが特に厳しいか、ここは屈斜路湖カルデラの中にあり、要するに盆地だからであろう。弟子屈町市街はカルデラの外れにあり、南に開けている。

 道東は雪はそれほどではなく寒さが厳しいというのが冬の特徴。生活者としては、暖冬気味の方が良いのかもしれないが、この特徴によるさまざまな自然現象がないと、冬の観光に影響がでて、それが生活にじわじわと影響を及ぼす。
 日本は、春夏秋冬、四季の変化にメリハリがついて、全てが上手く行く、こんな国なのだとつくづく思う。
 
 この美留和の地、今のところこんな天候のようだが、まだまだ冬は続いている、安心はできない。


砂湯の湖水.JPG

 今日、砂湯から見た屈斜路湖の水面、凍結は見られない。

コタンの湖水.JPG

 今日、コタンから見た屈斜路湖の水面、左手の釧路川源流部に凍結が一部見られる。

糖路湖.JPG

 9日の糖路湖、凍結した湖上に釣り小屋が見られる。

DSC02614.JPG

 昨年2月6日夕方に、東藻琴山から見た屈斜路湖。ほぼ全面凍結している。

 
 
 

2007年02月11日

ピアノレッスン・謡の稽古(その1)

2月になってから、庭で時々キタキツネをみかけます。どうしたのかな。

キタキツネは、近くの摩周湖からの下りの道路にはちょくちょく出没し、人馴
れしているので、観光客も車を止めて写真を撮っていることが多いのです。
でも私共がここに来てから過去3年間、家のまわりで見かけたことはなかっ
たのに。暖冬で積雪が少ないので、地面が出ている所をちょろちょろしてい
るヤチネズミでも捕食しようとしているのかな。

つい珍しい自然の話題を書いてしまいますが、『美留和の四季』のコンセ
プトは ”意外に都会的な生活” だった筈と思い返すと、私は最近ワイルド
なトピックばかり書いてるな、と…
これを「語るに落ちる」というのでしょうか。

で、今回・次回は挽回して、夫と私がここでやっている稽古事について。

夫はここに来てから、小さい頃やっておけばよかったと念願だったピアノの
レッスンをしています。ピアノは子供達の使い古しのアップライトを運びまし
た。ピアノの運送費用が引越代とは別途かかるので、散々迷った末に持っ
て来たのです。調律は、釧路から片道1時間半かけて来て貰いました。

手ほどきは、最初は近くのペンションの奥さんが出張教授をしてくれました
が、昨年引越されたので、今は別の先生の自宅へ出かけてレッスンをして
頂いています。

この先生、東京は本郷(東大の近く!)から移住された50代の男性で、か
なり個性的な方。音楽はスウェーデンで学ばれ、日本の技術中心のピアノ
レッスンには非常に懐疑的で、夫はいつも「心で弾いて下さいね。理系の
人はどうも心が足りない」と言われ続けているようです。

今のところ、夫にとっては「心で弾く???」らしいのですが。


弟子屈のカラフルな家々③(ログハウス)


2007年02月04日

町主催の移住体験ツアー参加者が来訪

 昨日、弟子屈町が主催し募集した冬の移住体験ツアーの参加者の皆さんが我家を訪れた。神奈川、京都、大阪より来道された3組4名の方々で、バリバリの現役か定年退職には今しばらくと言う将来の移住希望者である。実際の移住者との触れ合いから様々な情報を掴んでほしいことと、冬の気候環境の厳しさを実感してもらいたいとの狙いだ。雪掻き、雪道運転、北海道の住宅や寒さなど、またスノートレッキングなどの冬の楽しみ、そして温泉と通常のツアーには無いことなどを含んだ体験ツアーだ。
 今すぐの移住でなくとも、移住体験を通じて口コミで町や移住のことがこの方々から広まれば、この体験ツアーを主催した目的は充分達成されるであろう。微力ながらこの催しに協力した。

 このような現役の人たちと我々のような定年退職者など、様々な世代が移住すれば理想的であろうが、現実は厳しい。現役世代にとって一番の問題は仕事のこと、次は教育のことであろう。教育のことは低年齢であれば、少人数で落着いた教育環境などを考えると好ましいとも思える。しかし仕事は、相当周到な準備をしておかないとこちらで探すのは大変苦労するであろう。
 この美留和の地にも現役世代の移住者が数組住んでいるが、ほとんどが東京などの移住前の地での仕事を引き継いで、こちらでそれをこなしている。ITや著述業など、要するに頭で考える仕事であり、通信環境さえ整っていれば場所はそれ程問題とはならない。これらの人たちは東京などによく出張して、情報収集や人とのコミュニケーションに努めているようだ。
 こちらで会社勤めというような形はなかなか難しいのである。

 その点定年退職者は縛りが無く、豊かなスローライフを楽しむとの考えを持てば、あとは実行あるのみである。年寄り人口が増えるとの指摘もあろうが、定年退職者はある程度の経済的自立力をもっているから、このような移住者が増えれば経済効果も期待でき、それが新たな仕事を生み出すことも考えられよう。わずかではあろうが、次の世代の移住環境ができるとも言える。

 ともあれ、時間が少なかったのが残念だが、家や周りの環境、暮らしぶりなど見てもらい、懇談を通じてこの地への移住の楽しさや問題などを理解して貰えたようだ。道内ではこのような催しがいろいろな町村で開催されている。ある意味では競争だ、継続することと特徴を持たせること、反省を踏まえて次回の開催を考えてほしい。
 なお、町にはホームページを通じてもっと町に関する基本的情報を含め、さまざまな情報発信を要望する。


樹氷.JPG

 見上げた真っ青の空に白い樹氷、このコントラストが好きだ。