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2006年12月31日

一昨日まで大雪、そして今日は大晦日

 一昨日まで大雪が降り、昨日までの3日間続けて除雪を行った。12月になっても雪が少なく、これは楽だなと思っていたところその楽観は打ち砕かれ、今季一番の大雪であった。今頃の雪はさらさらの所謂パウダースノーと言われるもので除雪もそれほど苦にはならないが、今回の雪は湿った重い雪であり除雪は結構体に堪えた。幸いに今日大晦日は晴れて穏やかな日であった。

 さて、年末の雪で思い出すのは昨年の26日の吹雪のことである。その日、朝は晴れていたが10時前には天候が急変し雪が降り出し、昼前にはそれが吹雪となっていた。たまたまその日は家内が近所の人達と共に標茶町に出かけおり、この急変ですぐに帰ろうとしたが途中吹雪で車は動けなくなり、SOSを携帯電話で知らせてきた。すぐに、車で迎えに出て国道391号に出たものの、吹雪で前は“真っ白”、ほとんど何も見えない。ライトを点けゆっくりと走っても道幅が良く判らない、対向車も直前にならないと判らない、牧草地を抜ける所では風に煽られるなど、危険極まりない状況であった。結局、ノロノロ運転し弟子屈町の出口あたりに差し掛かった所で国道は通行止めとなっており、迎えに行くことはできなくなった。また、同じ道を同じ状況で引き返したのだが、ともかく緊張しながらゆっくりと運転しなんとか家にたどり着いた。
 まさに、白魔とでも言えようか、道路は至る所に吹き溜まりができ、風は横殴りで雪を舞い上げながら、白で全てを覆い隠すようなすさまじい吹雪であった。家に戻りその日は家にじっと篭ってしまった。

 家内であるが、その日は帰れず何とか標茶町に戻り宿に一泊して翌日帰ってきた。この顛末はまた、家内が詳しく書くであろう。こんな吹雪はめったにないが、年に1回ぐらいはあるであろうか、記憶に残るすさまじいものであった。
 吹雪の時は無理をせず、家に篭っているのが一番。やむを得ず外出した時は、車を止めて暫く落着くのを待つしかない。国道には所々にその待避所があるが、その場所にたどり着ければ幸運だ。こんな時に備え、ガソリンも常に補充し、車内にはスコップや長靴、できれば寝袋などが積んであれば良い。道路沿いに農家などがあり、なんとか避難させて貰えれば安心だ。
 北海道は、広い牧場や農場などが道路に沿ってあるが、そんな場所では吹雪はすさまじい。そのような所には防風雪柵が設置され、避難所なども設けられている。道東の中心の中標津町などの牧場には回りに松類などの林が設けられている。
 
 これからも雪の話題が出てくるであろう。場合によっては、命にも関わることもあり、真剣に対処しなければならない。

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 昨日の玄関周りの除雪の様子、除雪機で雪を吹き飛ばしている。

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 玄関から道路までの除雪後の今日の様子、積雪は50cm位か、このあたりの雪は風で吹きとばされてもいる。

2006年12月24日

鳥・虫・動物(その4)

今年は雪が少なくて、まだ地面が見えている所もあります。
こういう年もあるのか…と3回目の冬を迎えました。
度々除雪をしなくて済むのはどんなに有難いことか、身に沁みています。


                  霧氷

先週は忘年会が3件あり、いずれも地元の方達と一緒で、北海道風の
手作りの料理もご馳走になりました。鮭の飯鮨やザンギ(鶏の唐揚、
なぜザンギと呼ぶかは諸説あり)など。地元の方ともうちとけて楽しむ
忘年会、移住3年目の余裕でしょうか。

ところで”生き物シリーズ”、今回は大型の動物達について。

北海道といえば熊、ヒグマです。ツキノワグマは本州に生息、ヒグマはそれ
より大型です。この辺には出るらしいのです。毎年10月頃になると「出た
らしいよ、国道を横切って行く!のを○○さんが見たって」「小学校は早退に
なったんだって」等の噂が飛び交います。
でもその噂の元は誰も知らないらしい…「誰々さんが言ってたけど」…
私は実際に目撃した人に会ったことがないし、この地に50年近く住んでいて
ネイチャーガイドもしている男性に聞いても「私は見ていない」とのこと。

近所の開拓農家のおばあちゃんが「ここへ来た初めの頃(第2次大戦直後)、
夜中に犬が馬鹿に吼えるので外を見たらどうも熊らしかった。夢中でバケツを
ガンガン叩いて追い払った」と話してくれたことがあります。当時この辺は森林
原野、有り得ることでしょう。

私のチーズ作りの若い仲間で、北大で動物生態学を専攻し『クマ研』なる部活
に在籍した熊のスペシャリスト?の女性がいます。私が屈斜路湖に突き出た
和琴半島を1周した時のことを「熊が出ないかとびくびくしながら」と話したら、
「あそこは出ません。お宅の近くの方が出ます」と言われてしまいました。
やっぱり出るんだ!

エゾシカが農作物を荒らすので、道の予算で?一昨年鹿ネットが要所要所に
張りめぐらされ、被害はだいぶん減ったらしいです。
ウチの近くの森にもエゾシカファミリーが住み着いているらしく、秋から冬にか
けてよく見かけます。ツノのある雄鹿はとても大きいですよ。道路で車にはね
られると、車も大破するそうです。因みに、この辺ではゴミ処理場に”エゾシカ
残滓回収ステーション”という表示の大きな鉄製のゴミ箱が設置されています。

春先に小鹿を連れた雌鹿を見かけましたが、”小鹿のバンビ”そのものの可愛
らしさ。この秋、庭を横切って行くファミリー(たぶん5頭)を見た時にはずいぶん
大きくなっていました。

ここでの初めての秋、鹿の鳴く声を聞いた時は平安時代の歌人もこの音を聞い
て歌を詠んだのだなあと感動しました。

来週のブログは夫の当番なので、今年の私のブログ当番は今日で終わりです。
このブログをお読み下さっている皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。では

2006年12月17日

摩周湖の環境

 摩周湖はご存知のとおり、知床などとならぶ道東にとってかけがいのない自然遺産だ。ここ美留和も摩周湖の恵みを受けている。豊かな美味しい水であり、温泉である。摩周湖の水面は標高がおよそ400m弱であり、美留和は150mから160mである。この地や道東地方は摩周湖の水面下にあり、常に摩周湖水の圧力を受けていることになり、水の豊富な要因の一つであろう。摩周湖は出る川も入る川も無く常に水面は一定で、この湖水は地下を通じてのみ周りに恩恵をもたらしている。
 一方、屈斜路湖の水面はおよそ130m、美留和は直接恩恵を頂いているとは言えないが、釧路川の源流となっているので、釧路川を通じて流域や釧路周辺に恩恵をもたらしている。
 この二つの湖の水の恵みは大きなものであり、弟子屈町の宝だ。いつまでも、美しい水が豊かに蓄えられることを願うものである。

 近年、摩周湖の湖水の透明度が落ちてきていて、また湖畔の山肌の森の様子が変わってきているとのこと。確かに、第1や第3の展望台から見た時に、一部の山肌に土がむき出しになっている所や、ダケカンバの立ち枯れと笹の繁茂が目立ち森林の減少傾向が見られ、湖水の水位には未だ影響がないようだが、摩周湖の環境悪化が懸念されている。

 この環境悪化への対応策として、摩周湖展望台へ通じる道路へ乗り入れる車両規制の検討が進んでいると聞いている。すでに上高地などで規制が実施されており、それらを参考に、まずは総量を規制し、道路の入口から展望台へのバス等による代替輸送で排気ガス等の影響を少なくしようとするものと聞いている。来年にはその実証実験を行うとのことのようだ。
 車両規制には原則的に賛成だが、環境悪化への対策として最優先の課題なのか、今ひとつ疑問なのだ。摩周湖の環境悪化の原因は、排気ガスもその一因であるがその他いろいろあると聞いている。森そのものを切りすぎてしまっていること、エゾシカの繁殖による食害など、様々な要因が絡んでいるようだ。根本的なものとそれに関連した要因とを順序づけ、それに対応した対策を検討すべきではないだろうか。
 摩周湖は多くの機関や研究者が、専門的な研究調査を行っていると聞いている。その英知や結果を結集して対策が検討されると良いと思うのだが。

 個人的な対策としては、水と森林との関連、さらに地勢的な検討を加味して、森の再生を考えるべきかと思う。車両規制がこの課題に結びつくものであれば良いのだが、その点は不明だ。豊かで多様な森こそが湖水を守り、湖水の恩恵を永続させるものではないだろうか。
 車両規制は、上高地など地理的に環境的にも選択肢が限られる場合はまだしも、弟子屈町の観光産業への影響度なども充分考慮して検討すべきかと思う。
 ともかく、摩周湖の環境悪化への認識を広め、観光客を含め多くの人たちの関心を高め、さまざまな意見が交わされて弟子屈町の最善の対策が立案されることを望む。

 さて、話は変わるが、第3回花ふらり・ミニミニコンサートが開催された。テーマはクリスマス特集、第1回目の演奏者に一人加わり、ピアノの連弾も演奏された。10本の指が20本となり、音も華やかで迫力が加わり楽しいものであった。雪に囲まれたこの日はまさにホワイトクリスマス、雰囲気も上々のコンサートであった。次回は来年の4月、道東は冬が終わり春が始まろうとの時期、どんな演奏が聞かれるのか待ち遠しい。

 今週はようやく冬至、陽が日に日に短くなっていたのが終わりを告げる。しかし、これからが冬本番、冬の外の寒さに負けないよう、ウィンタースポーツや除雪などにも励まなければならない。

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 第1展望台から見た美しい摩周湖、環境悪化の影が忍ぶ。

摩周湖2.JPG
 
 第3展望台から見た湖畔の山肌、笹が繁茂し一見綺麗に見える。しかし、樹木はないし、幼樹も育たない。

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 第3回花ふらり・ミニミニコンサート、外はホワイトクリスマス。

2006年12月10日

鳥・虫・動物(その3)

美留和は昨夜から今日午前中にかけて雪が降りしきり根雪になるようです。
今年もホワイトクリスマスです。我家でも庭の4mほどの木にイルミネーション
を飾り付け、クリスマスツリーができました。12月1日から年明け6日まで、夕
方4時から9時まで点灯します。

雪が降っています

前回書き忘れた”虫”セミ、トンボ、ホタルの話題です。
セミは初夏、といってもこの辺の感覚で、6月末から7月頃にかけて半月程
鳴いているようです。この時期はやっと長い冬(因みに5月半ばまで雪が舞
うこともあります)が過ぎ、外の仕事が大忙し。
その上セミの鳴き声は、カナカナカナ…とヒグラシのようにか弱いので「セミ
が鳴いている」とはっきり意識することが少ないのです。
このあたりでは、私はこれ以外のセミの鳴き声を聞いたことがありません。

池があるのでトンボは多くの種類が賑やかに飛び回っています。たぶん8月
頃が最盛期でしょう。なにしろ、短い夏は草刈りや草花の手入れなど外仕事
が忙しく、実害のある虫類には注意を払いますがセミやトンボは余り気に留
めていられないのです。

ホタル、これは外仕事が終わってゆっくりお風呂に入っている頃に見るので
けっこう愛でてしまいますね。
去年の夏は見られませんでしたが、この夏、こちらへ来て初めて見ました。
お風呂場を暗くして星空をながめながら入浴していたら、大きい星のような
光がフワ~と窓の外を飛んでいました。蛍だ…と感動して見ていると、お風
呂場の中にもいて、網戸のあたりを光りながらフワフワ飛び回っているのに
しばし見とれました。小さい頃、盆踊りに行く道すがら蛍を見て以来だったか
もしれません。

外は街灯も無く人家も遠い暗闇ですから、星空もホタルも信じられないくらい
美しく見えます。満天の星の素晴らしさといったら… 時々見ることが出来る
流れ星も… 宇宙や自然界に思いを馳せつつ温泉につかる至福のひと時…

2006年12月03日

ブログを開設して半年

 早いもので、春から夏、秋にかけての半年が経過した。家内と二人で、毎週交互に書き続けている。今後も継続するよう努力し、弟子屈町移住に関する情報を発信していきたい。
 弟子屈町移住に関しては、町が主催の移住体験ツアーに参加を検討してみるのも良い方法だ。来年2月2日(金)から4日(日)にかけて、冬の厳しさを体験してもらおう、との企画だ。詳細は、このURLを参照していただきたい。
 www.town.teshikaga.hokkaido.jp/ijutour/tour.html

 さて先週、家内が『虫』についてずいぶん恐ろしくなるようなことを書いていたようだが、自然が豊かであれば、その証として『虫』が多いのは当然であろう。都会からの移住者は、恐れることなく、移住を考えて欲しい。

 私は、家内に比べると、“虫に好かれない”方である。しかし油断すると、後の祭りであるから、外の作業をする時は虫の侵入を阻止すべくしっかりとした対応をする。まずは『つなぎ』、そして『長靴』を用意する。両方とも、ホームセンターなどで沢山売ってはいるが、長靴は丈夫で足に馴染み履きやすいというものが少ないようだ。作業は大変なので、足元がしっかりしているのは重要なことだ。インターネットなどでも探せるようだが、やはり履いてみないと何とも言えないので、二の足を踏んでいる。近所の移住者の奥さん達の間で、良い長靴が欲しいな、という話題が出たようで、家内は「うーん、ここは田舎なんだなー」と苦笑していた。
 つなぎも、生地のしっかりしたものを選んだ方が良い。さらに手袋、これも大切。私は軍手にゴムをひいたものを愛用している。これも手にフィットしたものを使っている。
 あとは、厚めの靴下を履き首の周りにタオルを巻いて帽子をかぶり、こんな姿で外の作業をしている。これでも、虫はどこからか侵入し、体をチクリと刺すのである。しぶとい!
 
 虫の中でも、スズメバチ、特にオオスズメバチ、こいつは怖い。車庫の中に入ってきた時など、ブーンと低い不気味な羽音が聞こえ緊張する。幸い今年は少なかった。昨年は誘引用のペットボトルを6本ほど仕掛けたが、たくさんのスズメバチを捕まえ、車庫の中に巣を作るのを阻止できた。

 虫ではないが、我家の寝室の換気扇の中にこうもりが住み着いていたことがあった。夜中にガサガサするので、何度も探したところ発見し、手の平に入るほどの小さなものであったが、捕まえた時は噛み付いてきた。また、夜に居間に入ってきたこともあり、捕まえるのに大騒ぎであった。

 以上は、夏の話で、これが冬となると、つなぎや長靴などは防寒用の分厚いものとなり、虫一匹いない白銀の世界で、除雪作業などに取り組むこととなる。
 都会では、街に着て行く衣服に気が向くが、こちらは作業時の衣服などにと、所変われば品変わる、と言うことであろうか。
 
 11月29日の未明から30日の朝にかけて本格的な雪が降り、いよいよ冬本番となった。これが根雪となるかどうか。

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 11月30日朝の我家、本格的な雪

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 庭で動き回ったエゾシカの足跡

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 屈斜路湖の砂湯で、冬の使者、白鳥。

プロフィール

プロフィール

MS&NS
弟子屈町在住
職業:無職
年齢:60歳代