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2006年10月30日

ご近所付き合い

秋もフィナーレを迎えています。今、私が一番美しいと思うのは黄金の落葉松。
毎年、お隣の敷地にある1本の背の高い落葉松が金色に輝くと、あれは「秋の
王」のようだと思います。

隣のお宅はいわゆる別荘族で、春から初秋にかけて何回か滞在されます。
それ以外の時は、私共はお隣の庭も借景で、存分に広い景色を堪能させて
頂いています。定住者と別荘族ではおのずと親しさも違いますが、別荘族で
も滞在中はゴミ置き場の清掃当番をする方達がいて、地域に協力的なのは
やはり好感がもてますね

美留和の、特に私共の住む地域は温泉付分譲地として開発された所で、今や
地元の方より移住者の方が多いのではないかという勢いです。
地元の方達は、以前は酪農や農業をしておられたのですが後継者はなく、高齢
になった現在は、野菜や花作りのコツ、地元の料理などを移住者に教えてくれた
り、作物やを料理を気前良く分けて下さいます。懐に飛び込んでいけば、どなたも
誰にでも同様に親切です。
道内の近くの市や町(といっても広い北海道、車で2時間はかかる。特に冬、遠
距離の雪道運転は地元の人ほど慎重)に住む子供達や親類の代わりに親しみを
もってくれるのかもしれません。

さて、移住者のお仲間達。大体1軒あたり500坪内外の敷地に住んでいるので、
プライバシーは保たれます。従って各々のライフスタイルによって、近所付合い
を楽しむ方、自分達のライフスタイルを優先する方などいろいろです。
まあご近所の噂として「あちらは近所付き合いの少ないお宅」という場合も、それ
はそれでいいんじゃないのという感じですかね。移住者は都会暮らしだった人が
多いので、そのあたりは都会並みにあっさりしているのでは。

出身地や趣味が同じで親しくなるケースが多いようですが、料理上手というのも
社交には極めて有効な気がします。因みに私は話を聞いて「それ、美味しそうで
すね。味見させて」ばっかりですが。

先週の我家の庭

2006年10月22日

移住して3周年目へ

 今月の15日で移住3周年目を迎えた。この移住は一言で言えば良かったと思っている。 そこで再度振り返ってみる。

 定年退職し4ケ月後には、この美留和の地に移住した。ライフスタイルとして選んだこのスローライフ、想像していた以上に肉体的な活動が多かった。運動ではない、肉体作業である。夏は草刈り、冬は除雪作業、薪作りだ、庭仕事などなど、都会生活ではほとんど縁のなかった作業が多く、そのため肉体を酷使し、足腰、腕などの痛みに悩まされたのであるが、まだ耐えられる年齢であり、ぼやきながらも楽しんでいる。
 また、こんな作業の合間をぬってと言うか、道内を旅行したり東京に戻ったり、適宜この地ならではの活動、例えば家内はチーズ作り、私はそば打ちなど、ほかにもいろいろあるが、ともかくできることはやってみた。これは、家内の方が積極的だが、まわりの移住者の奥方達を見てもその傾向が強い、移住・スローライフへの転換成功は妻の積極性がポイントではないか。一人より二人のほうが楽しいし、少しでも多くのことを楽しみ、健康で体がついてくるには早いに越したことはない。
 
 さて、移住への準備は定年3年前ぐらいから意識し始め、具体的な活動に入った。当初は、どこが良いのか移住地の選定で東京近郊などをいろいろと訪ねてみたものの、経済的な面や希望などと合致するものはなかった。自然が豊かであり、余裕のある土地・家、温泉があったりなどと、欲張り過ぎた希望であった。
 移住を意識する前にはシンガポールに赴任していた。ほぼ赤道直下の常夏の地に生活していたことが、全く逆の気候で豊かな自然がたくさんある北海道の地を選んだ要因だったかもしれない。

 北海道に的を絞っても、美留和にたどり着くには時間がかかった。当初はインターネットで探し当てた札幌近郊などを数回訪ねて検討したが、冬の雪の多さ、冬空の様子などが気になり、利便性は高いものの、他の地を求めて検討を続けた。
 そんな中で、通勤電車の中で見た広告から、開発業者とこの地の存在を知り、さっそく訪ねて検討を始めた。7月15日のブログに書いたとおりである。
 かねて道東方面を旅行した時の印象が選定に大きく影響したこともあり、旅行体験は結構重要なことと改めて思った。

 もう一つのポイントは運が良かったことだ。家内の知人の親戚がこの家・土地の所有者であり、その所有者がたまたま諸事情からこれを譲ってもよいと言う機会にめぐり合えたことだ。私の欲張った希望にほぼ一致したのは言うまでもない。

 移住地探しは手間隙を惜しまず、友人知人あらゆる手立てを尽くし、時間をかけ充分検討し、決まったなら速やかに実行し、大いに楽しもう。

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 屈斜路湖畔の紅葉

2006年10月15日

リンゴ狩り 

今日10月15日は、私共の北海道移住記念日です。一昨年のこの日、苫小牧
でフェリーを降り、一路弟子屈を目指して車を走らせ、とっぷり暮れた6時過ぎ
にこの家に着きましたっけ。ここでの生活、ウン、楽しい3年目を迎えています。

先週、道央、洞爺湖近くの壮瞥町にリンゴ狩りに行ってきました。3泊4日の
ドライブ旅行で、襟裳岬や日高、浦河の馬の産地も見物。登別温泉にも泊ま
りました。移住してから、北海道をゆっくり旅行したのは今回が初めてです。

襟裳岬は天気が良くて素晴らしい眺め。島倉千代子や森進一の歌で有名な
場所なので、もっと俗っぽい観光地かと思っていましたが、周囲の自然がそう
なることを拒むような厳しいものなのでしょう。岩場にはアザラシが何頭も。

浦河では、JRAの施設と競走馬の調教風景を見ました。競馬場のゲートの
模型が方々に設けてあり、何頭もでゲート入りの練習を繰り返していました。
難しいのね、きっと。 ジョッキーは外国人が多いのだとか。なぜ?

そしてリンゴ狩り!北海道のリンゴ産地といえば余市が有名ですが、壮瞥町
も果物の宝庫。”つがる”や”さんさ”が新鮮でおいしく、たくさん買ってきてしま
いました。泊まった登別温泉もいい湯だったし…

と、ここまではよかったのですが「往きはよいよい、帰りは怖い」

帰りの土曜日、低気圧で暴風雨。日勝峠は雪で通行止めだったので、
仕方なく海沿いを走ったら、高波で途中からこれも通行止め。天馬街道に
出て日高山脈を横断しましたが、下が峡谷になっている大きな橋の上で
は強風にあおられて怖かったー。北海道の自然条件は厳しいので、あな
どってはいけませんね。


今週の我家の庭


2006年10月08日

鮭の遡上

 北海道では、鮭の遡上はいたるところで見られるのだが、自宅近くの小川までは上ってこないようだ、残念。近所の地元の人たちに聞くと、昔はそこでも見られて鮭を獲ったとか。また、鮭の孵化場があった場所の近くの小川では稚魚らしいのを見たので、そこには遡上しているのかもしれない。

 弟子屈町の川は、みな釧路川に注いでいる。釧路川では、弟子屈町の市街で数は少ないが鮭が上ってきているのが見えるようだ。釧路川では河口で捕獲して卵を採取し人工孵化を行っているようで、自然に遡上するのはわずかになっているのだろう。よく探せば弟子屈町のどこかの川で見られるのだろうが、この自然はぜひ保っておきたい大切なものだ。

 隣町の東藻琴村に、美留和から北に車で30分ぐらいの所の山の中に芝桜公園があり、そこには幅2mほどの小川がある。そこでは、鮭の遡上が目の前に見られる。オホーツク海から遡上してきたのであろう、川底の砂利が見られる浅い川の中を、休みながらもバシャバシャと力を尽くして上る姿は感動ものだ。孵化した後生まれた川を下り、北太平洋を回遊し生まれた川に子孫を残すために遡上する、どこにそんな力があるのか、力尽きて死に絶えた後は様々動物達の食物となるなど自然の循環、話には聞いていたものの、その状況が実感できる、まさにこの地の生活ならではだ。
 さらに、もう少し上流には上ってきた鮭が群がっている所が見られたが、ここが産卵場所なのであろうか。残念だが、目の前での観察とはいかなかった。

 この姿は9月の後半に見られたが、今年は遅かったように思える。今はもっと多くの鮭の遡上が見られるであろうが、ふと思い立ったときに出かけることが出来る、これが楽しい。
 鮭の遡上と並行して紅葉が進みつつある。秋の話題は尽きない。

鮭の遡上1.JPG

  遡上している姿、流れが少し穏やかな所。

鮭の遡上2.JPG

  さらに上流部、ここが産卵場所か、近くでよく見えない。

2006年10月01日

ドーダ(?)チーズ

先週のブログで、夫が『蕎麦打ち』から私の『チーズ作り』に振ってくれたので
今回はチーズ作りについて。

地元のチーズ作りグループに参加して2年経ちます。酪農地域なのに、店頭
にあるチーズの種類が少なくて残念に思っていた時に、近所の方から「チーズ
を自分達で作っていますが、興味があればどうぞ」と誘って頂き見学に行って、
そのまま現在まで続けています。

会員は13名で、移住してきたメンバーが多いのです。月にほぼ2回、ゴーダ
チーズやストリング(裂ける)チーズを作ります。自分達で作ったチーズは美味

川湯ふるさと館にチーズ加工室があり、作成当日は朝9時から夕方4時頃迄
手作業で、40ℓの牛乳を10分の1の分量にまで加工し、”1kg玉”のゴーダチー
ズ4個を作ります。費用は牛乳代¥800のみ。(これは当日の参加者が4~5名
の場合。参加人数、乳量によって変化あり)。

しかし、これで終わりじゃない。これからがチーズの風味の決め手となる熟成期
間に入ります。一昨年完成した熟成庫で寝かせるのですが、最初の10日間程
は毎日手入れが欠かせません。その後も週に何回かはカビが生えていないか
等チェックし手入れを怠らず、3ヵ月後にやっと完成です。

東京の友人達へのお土産に、黄色くずっしりとした丸ごと1個の”1kg玉”のチー
ズを持参すると、皆「凄ーい」と大感激。その1個を切り分けて食べる時の満足感!

しかし冬期は悪天候の場合手入れに出かけられない為、熟成を待たないストリン
グチーズ(当日完成するフレッシュチーズの一種)を作っています。
これもさっぱりした味で美味しい。

私共のグループは結成10年ですが、初期は加工室も熟成庫も無かったので、ト
ラブル続きだったとか。町の施設の中に加工室と熟成庫ができたのは一昨年の
こと。初期からのメンバーの皆さんの努力と不屈の志に敬意を覚えます。

私共のチーズを専門家にみてもらったところ「よく出来ているが、ゴーダチーズと
称するにはやや違う(硬さが少ないらしい)。ゴーダ風チーズというならOK」との
評だったとか。
メンバーのひとりが家に戻りその話をすると、ご主人が「じゃあゴーダならぬ、
”弟子屈風ドーダ(!)チーズ”と名乗ったら」と言われたとか。お茶目!!


先週の我家の庭