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クリエイティブ・コモンズとオープンソース

 iSummitが近づくにつれ、クリエイティブ・コモンズ(以下CC)について、いくつか質問を受けるようになってきました。「CCってそもそも何?」という基本的な質問の他に、「CCライセンスをソフトウェアにも使えますか?」というのが多いようです。CCとソフトウェアの関係性に関する質問は、クリエイティブ・コモンズの成立を考えると理解しやすいと思います。
 ちなみに、その質問の答えは、CCジャパンのQ&Aに詳しいですが、基本的にソフトウェアは、CCの対象外と考えるようです。

 それは、一体何故か?・・・

 CCは、2001年にスタンフォード大学のローレンス・レッシグ教授を中心として提唱されたプロジェクトです。その発想の源は、ソフトウェア開発分野の「オープンソース」のムーブメントです。ソフトウェア開発分野において、OSといわれるパソコンの基本ソフトは、マイクロソフト社の「ウインドウズ」がほぼ独占的状況でしたが、「リナックス」をはじめとするオープンソースソフトウェア群が浸透し、今ではマイクロソフト社への一定の抑止力になっていることは、ご存知の方が多いと思います。
 オープンソースとは、ソフトウェアの設計図にあたるソースコードをインターネット上などで公開することで、誰もがそのソフトウェアを改良でき、結果、より質の高いソフトウェアが開発される、という考え方です。いうなれば、そのソフトウェアによる私的な利益より公共の利益を優先するという考え方です。私益と公益・・・背反する2つの利益がぶつかる場合、どちらの考え方に立つのか?
 「リナックス」を最初に開発し、公開したリーナス・トーバルズ氏は、マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏と同じぐらい有名ではありますが、ゲイツ氏のようなお金持ちにはなれていません。しかしながら、オープンソースの流れを作ったリーナス氏がいなければ、ソフトウェアにこれほど多くのイノベーションが起きず、今のような便利な世の中になっていたでしょうか・・・。

 CCは、このオープンソースのムーブメントより後発ですので、ソフトウェアについては、無償ソフトウェアのライセンス機関である「GNU General Public License (GNU GPL)」を使用することを推奨しているのです。

 稀に「CCは全く儲からない!」という訴えをCC関係者へぶつけてくる人がいるようですが、全くその通りです。理由は、すでに説明したとおりです。CCは、儲かる、儲からないという次元のプロジェクトではありません。

 CCは、ソフトウェアのオープンソースの考え方をヒントに、ソフトウェア以外の各種著作物(WEB、文章、音楽、画像、映像など)についても同様のアプローチを行い、著作物の活発な流通、利用促進を図り、新しいアイデアや創造性をもたらす社会・・・全体としてのイノベーション(公共の利益)を停滞させないということが目的なのです。

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コメント

お聞きしたいのですが。
『クリエイティブ・コモンズ研究会』
には会費や年会費などがあるのでしょうか?
あるのなら幾らでしょうか?
教えてください。

コメントありがとうございます♪

 今回のアイコモンズ・サミット2008の札幌市民の特別入場枠にて、「クリエイティブ・コモンズ研究会」に自動入会される個人の方には、年会費など、他の費用はかかりません。アイサミット参加費の1日千円だけです。
 研究会へ登録された方には、メールなどで、研究会主催のセミナーのお知らせや活動内容の情報連絡を行なうことを想定しています。

関西でも「クリエイティブ・コモンズ研究会」のようなこと、ぜひしたいです!今回はiSummitぜひ行きたかったのですが、残念ながら行けなさそうです・・

9月の「京都メディフェス」というイベント(http://www.shiminmedia-kyoto.jp/)でクリエイティブ・コモンズ関係のセッションを設けたいと思ってます。

クリエイティブ・コモンズ研究会に遠隔地から参加、というのはありですか?

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