文章の怖いところと楽しいところ
ある有名グルメブログに広報・宣伝を一切行わない
完全なクチコミだけのお店が紹介されていました。
そのお店は、畑で取れた野菜や地元の魚介類を使ったお料理と
まるで親戚の家に遊びに来たかのような錯覚を覚えるほど
人なつこい女将が持て成してくれる評判どおりの名店でした。
しかし、女将にブログを見て訪れたことを話すと少し顔が曇りました。
体を悪くしている女将がヒトリで切り盛りしているお店なので
たくさんお客が来てしまったら対応できなくなって困るのだと・・・
ブログで紹介されることは、方針にそぐわなかったのです。
ブログや手紙なども含め、文章の怖いところは、
人によっては善かれと思って書いた文章でも、
第三者にとっては、不愉快に感じられるケースがあることです。
しかしながら、感動的な体験を他者に伝える行為自体は、
とても良いことです。そういった誤解が生じさせない
(女将に迷惑を掛けないような)
ブログの書き方があったのかなと思いました。
(事前に「ブログで紹介させて欲しい」旨を伝えるマナーも必要でしたが)
色々な制約があったとしても、文章を書く時に、
日本語が持つ表現の豊かさ、繊細さを駆使して、
読む側にその場面を喚起させることができたなら
書くことは、とても楽しくなると思います。
当社では、ブログ開設のご相談を受けた場合には、
技術的なところだけではなく、「何を書くか」「どのように書くか」
といった点も一緒に考え、「執筆するのが楽しくなるブログ」を
ご提供したいと思っています。